��.14 ページ18
少し長湯しすぎた…全部桜湯のせいだ…
なんか、ふわふわする。
のぼせてんなー、と呑気に考えて、用意された服に着替える。
腕を通すのもノロノロ、廊下に出るのもノロノロ。
今カメとかけっこしたら負けるかも、なーんちゃって。
「お風呂あがりましたぁ〜…」
ふにゃふにゃの声量で叫ぶと、リビングのドアが開いてなるせさんが出てくる。
「おー…顔赤くね？大丈夫かよ」
「んん、なるせさんの手冷た〜い」
「なになに、酔っ払ってんの？」
廊下に突っ立ったまま、頬っぺをふにふに摘まれたり、頭を撫でられたりして、段々眠くなってくる。
落ちてくるまぶたからチラチラ見えるなるせさんの兎耳が、ぴょこぴょこしているのが可愛かった。
「……な、るせ…さ……ん」
「A、眠いの？」
「うん…ねむ、かも……」
半分回っていない頭で返事をする。
疲れとリラックスを一気に摂取しすぎたんだ、きっと…
「ごめ。先、寝たい…うぅ」
「あらきさーん、A眠いって〜。ぎり耐えてるけど〜」
いつの間にかなるせさんに抱き締められて…というより、私が寄りかかってしまっている、というのが正解だろう。
限界まで達し…そうなラインと戦っていると、リビングのドアがまた開く。
「おぉ、Aさんが最初に眠いって、珍しいっすね」
腕を捕まれあらきさんの方に引っ張られる。
今度はなるせさんじゃなくてあらきさんに抱きしめられていた。
「ぁ、あぁあ、らきさん…ねむい、いぃ〜…」
「マジで寝そうじゃんw」
「見てたいけど、俺風呂あるから。おやすみ、A」
髪を耳にかけられ、ちゅっ、という音と、頬っぺに柔らかい感触。
…今は眠いから、見逃してやろう…
「おやすみ、なるせさん」
ふにゃ、と口元が緩む。
そのままあらきさんに支えられながら、遂に眠ってしまった。
立ちながら寝るって、どれだけ疲れてるの…
「あ゛ーーーーーマジ今度俺だからねあらき！」
「はいはい、分かってますよ。はやく行ってください」
「ちっ、嫌われない程度にしとけよ」
「言われなくても。」
つづく.
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Mrs.ぱんぷきん(プロフ) - また読みたくなって覗きにきてみました！作者様のペースで！いつでも続きお待ちしてます！ (4月19日 0時) (
レス) id: 3c19ec381c (このIDを非表示/違反報告)
まﾟ(飽き性)(プロフ) - 林檎。さん» こんばんは！プリ小説の方からの方と同じ方でしょうか？またコメント、沢山愛読して頂きありがとうございます！(TT)♡ (12月11日 18時) (レス) id: ea157a0718 (このIDを非表示/違反報告)
み(プロフ) - まﾟ(飽き性)さん» 更新ありがとうございます（ ｉ _ ｉ ）めちゃめちゃ嬉しいです😭😭続き楽しみにしてます😭😭💕 (12月11日 18時) (レス) id: d51569efbe (このIDを非表示/違反報告)
まﾟ(飽き性)(プロフ) - 雛さん» こんばんは！1/20にコメントくださった方でしょうか…？すぐにお返事できず申し訳ありません。こうしてまたコメント頂けてとても嬉しいです(TT)♡ありがとうございます！ (12月11日 18時) (レス) id: ea157a0718 (このIDを非表示/違反報告)
まﾟ(飽き性)(プロフ) - みさん» コメントありがとうございます！約1年ぶりの更新になってしまいました。申し訳ありません(TT) (12月11日 18時) (レス) id: ea157a0718 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ま゜ | 作成日時：2022年4月7日 18時
