��.10 ページ14
重ための前髪の下から、私達を見下す目はゴミ以下、いやそれ以下を見るような目。
か弱い人なら目が合っただけで死んでしまうかもしれない。
「めいちゃん、Aさん見つけたら連絡するって約束したじゃないですか」
「い゛だっ！」
「ってか、なんでこのゴミ殺さなかったの？」
「うお゛ッ！？」
…
何が起こった。
私を連れていこうとした3人が足元に倒れている。
あまりにも急な出来事に頭が追いつかない。
残骸(？)を見て固まっていると、いつの間に後ろにいたあらきさんが、金髪と浮気しそうな奴の服を掴む。
ふたりの体が浮く。
「Aさん、先にめいちゃんと家帰っててください」
「え、い、いや」
「A帰ろ〜？」
「めいちゃん、いや、でも…」
「帰れよ。お前はまた知らねぇ奴にホテルに連れていかれてぇの？」
茶髪の奴のパーカーのフードを掴んでいるなるせさんは、めいちゃんと同じように殺気を放っていた。
ただ、めいちゃんと違うのは、私にもその殺気が向けられていること。
「わ、分かっ…た…でも、その人達どうするの？」
「Aさんは知らなくて良いですよ。早く帰ってください」
あらきさんの冷めた声と雰囲気に、声が出てこなかった。
なんとも言えない気持ちに立ち尽くしていると、めいちゃんに引き寄せられ、家の方向に引っ張られる。
ほんの数分、色々ありすぎて抵抗する力もなかった私は、ほぼめいちゃんに支えられながら帰った。
ボーッとしながら考えていたことは、
メイド服なんて着なきゃ良かった。
…
「「ただいま〜」」
「あっ！おかえりーっ！！」
「お、おかえりなさい…」
すっかりいつも通りになっためいちゃんに抱き締められたり頬擦りされていると、遂にあらきさんとなるせさんが帰ってきてしまった。
正直、めいちゃんと帰ってきてから心臓のバクバクがとまらない。
あの時のあらきさんとなるせさんの雰囲気は、人間には出せない、動物特有の殺気というか…
いつもの猫耳と兎耳がない分、余計に変な感じ、して。
…思い出したくない、こわい。
「耳とかしまうのに体力半分くらい使うわ〜」
「なるせだけじゃない？」
「は？」
「なるせさんだけですよ」
「は？」
…
あれ…普通？
部屋に入ってきたふたりは意外にもいつも通りだった。
なるせさんは「A〜〜つかれたぁ〜」って言って抱きついてきたし、あらきさんは普通に料理し始めたし…
………そりゃそうか、私悪いことしてないもん！
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Mrs.ぱんぷきん(プロフ) - また読みたくなって覗きにきてみました！作者様のペースで！いつでも続きお待ちしてます！ (4月19日 0時) (
レス) id: 3c19ec381c (このIDを非表示/違反報告)
まﾟ(飽き性)(プロフ) - 林檎。さん» こんばんは！プリ小説の方からの方と同じ方でしょうか？またコメント、沢山愛読して頂きありがとうございます！(TT)♡ (12月11日 18時) (レス) id: ea157a0718 (このIDを非表示/違反報告)
み(プロフ) - まﾟ(飽き性)さん» 更新ありがとうございます（ ｉ _ ｉ ）めちゃめちゃ嬉しいです😭😭続き楽しみにしてます😭😭💕 (12月11日 18時) (レス) id: d51569efbe (このIDを非表示/違反報告)
まﾟ(飽き性)(プロフ) - 雛さん» こんばんは！1/20にコメントくださった方でしょうか…？すぐにお返事できず申し訳ありません。こうしてまたコメント頂けてとても嬉しいです(TT)♡ありがとうございます！ (12月11日 18時) (レス) id: ea157a0718 (このIDを非表示/違反報告)
まﾟ(飽き性)(プロフ) - みさん» コメントありがとうございます！約1年ぶりの更新になってしまいました。申し訳ありません(TT) (12月11日 18時) (レス) id: ea157a0718 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ま゜ | 作成日時：2022年4月7日 18時
