今日:1 hit、昨日:4 hit、合計:671 hit
小｜中｜大
○ 1話 ヘラヘラ ページ2
キーンコーンカーンコーン…
下校時刻のチャイムが鳴り始めると、一気に廊下が騒がしくなる。
クラスの人たちが教室か1人2人と次々に出て行っていくのをみて私も足早に教室を出た。
.
.
.
下駄箱で靴を履き替えて、早く準備しなくちゃと思い、
ちょうど下駄箱につくと、及川先輩がまた女の子に囲まれてヘラヘラしてた。
その光景を見て私は軽くため息をついて、及川先輩に見つからないように腰を曲げて女の子たちに隠れるように及川先輩の前を通った。
が…
「…あれ？Aちゃん？」
「…こんにちは」
不運にも見つかってしまい、声をかけられた。
その瞬間、周りの女の子たちは一斉に視線を私に向けてきた。
はあ…この視線、苦手だなあ…
「部室行くの？」
「まあ、はい…」
「俺も行くよ、じゃあねみんな〜〜」
にっこり笑って、周りにいた女の子たちに手を振る及川先輩。
女の子たちも一斉に及川先輩に「部活頑張ってね」「オフの日は遊んでよね！」だの色々と言いながら手を振ってきた。
「ほら、Aちゃん、早く靴履き替えるよ」
「あっ…はい！」
少しその光景をみてボーッとしてしまって、少し焦りながら返事をした。
.
.
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 2人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ゆき | 作成日時：2017年4月28日 7時
