あなたのいる世界は (ページ4)

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純「てかさん付けと敬語いい加減やめてや！

付き合ってんねんから」

休日は必ず一緒に過ごしてくれた純喜

ドライブにも連れて行ってくれて

美味しいご飯を食べて

たまにはお互いの家でのんびり過ごしたり。

会えない平日は、

Aが寂しくないようにと毎日連絡をくれて

寝る前に少しだけ電話をするのが日課だった

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ー純「この写真めっちゃ綺麗やない？

Aに見せたくて撮った」

なんでもない日に、
夜景を撮った写真を送ってくれる彼

純『早く週末来てほしいわ、もう会いたい』

寝る前に眠そうな声で呟く彼

純喜の世界に

私が必要とされていることが嬉しくて

ただ幸せで、彼が愛おしくて仕方がなかった

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仕事が忙しい年度末

珍しく彼から連絡が来ない日が続いた

ー「純喜、大丈夫？疲れてる？」

1日遅れで返信が来ても

ー純「忙しくて返信できんかったごめん」

久しぶりに電話をかけてみても

純『ごめん、寝とったわ』

『あ…ごめん、』

お互い忙しいんだもん、

会えなくてもしょうがない

連絡できなくても仕方ない

そう自分に言い聞かせても

5分後にはまた純喜のことを考えてる自分がいて

連絡しようとする手を抑えられなくて。

2日返ってこない返信に、またたわいもない会話を送ってしまう

…ああ、私の世界の大半は

純喜で占められているんだな

純喜以外の大切なものが何もなかったんだ、私には。

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