あなたのいる世界は (ページ22)

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あれから1週間。

ほぼ毎日彼とは顔を合わせているけど、

曖昧な返答をしてしまったにもかかわらず

気まずくならないように

いつも通りに振る舞ってくれるのは

きっと、彼の優しさ

いつものように、キャラメルラテを頼んで

店で仕事をして

ふらっと帰っていく

彼のルーティンは、変わらなかった

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休憩中、私はある人に連絡を入れていた

昔も今も、頼りにしてたのは、いつもこの人。

「お久しぶりです、突然すみません

紗世さん」

仕事帰りに待ち合わせたのは、紗世さん

あれ以来、彼女ともしばらく会っていなかった

紗「A…久しぶり。

少し痩せたんじゃない？大丈夫？」

「そうですかね？(笑)

会えて、嬉しいです」

この駅に降りたのも、久しぶりだな

通勤で毎日使っていたのに

なんだかもう懐かしい感じがする

だけど、彼女の姿を見ると

一気に前の日常が昨日のように蘇った

それと同時に、

碧海くんに出会うまで、

本当に目まぐるしい半年だったのだと

やっと実感した

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