仲直り、しようか (ページ4)

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「じゃあいいよもう、入ろう？」

結局今日も私が折れて、

最初から翔也が行きたがってたお寿司屋さんに入ることに。

お店に入る前に、

私たちの雰囲気はちょっとだけ険悪になってしまった

私は無言になり、

翔也は、無言の私にたぶんモヤついてると思う。

だって、たまには

私が食べたいものに付き合ってくれても良くない？

翔也は好き嫌いないんだからさ

ご飯は好きなものをおいしく食べたい

ずっとこの考えで生きてきて大人になった私だから、

苦手なものは大人になっても苦手なまま。

チャレンジしてもきっと顔に出ちゃう

食べるのが大好きな翔也だから、

翔也の前では、私もおいしい顔でいたいのにな…

モヤモヤと心の中で呟いていると、

あっという間に席に通された

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無言のまま、黙々とご飯を食べる私たち

寿司屋に来たのにうどんだけ食べる私

…だって、苦手なんだもん

翔「Aごめんね、今楽しくないでしょ」

突然話しかけてきたと思えば、彼にこう言われる

「そんなことないよ、でも歩き疲れちゃった。

ご飯食べたら、そろそろ帰ろっか」

翔「うん、」

私の言葉に、少しだけ悲しそうな顔をする彼

私も、ムッとしてしまった手前

何となくすぐに気持ちを切り替えることができないでいた

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