仲直り、しようか (ページ17)

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結局、約束してたお店の前まで送ってもらった私

先に到着していた先輩たちも、奨の姿を見るなり

『あ、奨さん！お疲れ様です！』

勢いよく頭を下げて挨拶をしていた

なぜか4人で奨の車を見送り、

そのまま店内へ入る

『相変わらず奨さんもぞっこんだよなーAに』

『ほんとよね、羨ましいくらいよ』

「まあ、あはは…」

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飲み始めてから30分

今日は仕事の相談に乗ってもらいたくて付き合ってもらったのに。

「私って、信用されてないんですかね〜奨に」

そこそこ出来上がった私は

気がついたら奨のことばかり話していた

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仕事ができて

後輩のサポートもスマートにできる

周りからの信頼が厚いリーダー

…そんな奨が、憧れで

好きだった

付き合い始めた当初は、

彼女思いで、優しくて甘い人、

いつもとのギャップに可愛いとすら思っていた

今では

一緒に住んでるのに
一日一回は連絡を入れ

たまにされるスマホチェック

奨以外の人と会うときは報連相、送り迎えは絶対

少し、度が過ぎているのではないか

そんなに私のことが心配？

何かしでかしそうだから？信用できないから？

マイナスのワードで頭の中が埋めつくされる

そのまま押し黙っていると

『Aはさ、奨さんのことちゃんと好き？』

先輩が口を開いた

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