日常を、あなたと (ページ2)

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俺車出すから一回俺んち寄ろ、

そう言って私の家まで運転してくれた彼

「ありがとね純喜」

純「……、もう夜やしな、うん、1人は危ないから」

大学にいる時の明るい彼とは打って変わって、

2人きりになるとボソボソと喋る純喜が少しかわいい

「すぐ用意してくるから」

　

純「ゆっくりでええよ、忘れ物すんなよ
あ、明日めちゃくちゃ夜寒いらしいで？」

厚手の服出さなあかんな〜、と話す彼の話を半分に聞いていた私は

突然決まったお泊まりに何を持っていこうか、

荷物が多すぎるのも変か、

いやでも一応女子だしちゃんといろんなもの持って準備しないと、

忘れ物もないようにしないと

ぐるぐると色んなことを考えながら車を降りた

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「ごめんお待たせ！こんなもんかなあ？」

純「家出して来た子みたいやな(笑)荷物後ろ乗せてな、

忘れ物ない？行くで〜」

部署ごとにお揃いの色のパーカー、明日の予定表、携帯

最低これだけ忘れなければ明日は生きられる

　

あとは荷物になると思ってなるべく最小限の化粧品と服を持って車に乗り込んだ

　

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「おじゃまします、」

インディゴブルーで揃った、大人っぽい純喜の部屋

整理整頓できるのほんと尊敬する

純「なんかAが家来るの久々やな」

「そうだね、後期の授業お互い全休ないしね〜」

最近は大学でしか会うことがなかった私たち

久しぶりの2人きりの時間

純「帰ってきた瞬間急に眠たなってきたわ〜(笑)
早よ風呂入って寝よか！明日ほんまに起きれるかな〜(笑)」

「アラーム5分おきに10回かけよ(笑)爆音で(笑)」

純「早朝に近所迷惑やわ〜(笑)」

このゆったりした会話のテンポ感がやっぱり心地良いな

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純喜がお風呂に入ってる間

ソファーに座っているとなんだか私も瞼が重くなってきた

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純「A〜？風邪引くで、？
はよ風呂行っといで、ちゃんと待ってるから(笑)」

優しく額をポンポンされると、目の前に純喜の綺麗な瞳

　

あ、かっこいい、、

半分寝ながらシャワーを浴びて、

純喜が先に寝ちゃう！と思って急いで髪を乾かした

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