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クリスマスの日
夕方に駅前で待ち合わせすることにしていた私と翔也
翔「A！こっち」
「ごめん待った？」
翔「今来たところだよ、
それより僕お腹空いちゃった〜」
「私も。ちょっと早いけど夜ご飯食べる？」
翔「うん！今日は寿司がいいな〜、どう？」
「いいよ(笑)」
やったー、と笑顔の翔也に手を取られ
そのまま指を絡めて歩き出した
.
翔「食べすぎた」
「ほんと、よく食べるよね」
そんなに食べるのに、どうしてそんなにスタイルがいいの？
翔也と付き合ってから一番びっくりしたのは、
彼がご飯を食べる量。
すっごく美味しそうに食べるから、
私も見習いたいなー、なんて。
さっきより寒いね、
そう言ってまた私の手を握り、
今度は翔也のコートのポケットに入れてくれる
「ずっと来てみたかったんだよね、イルミネーション」
翔「僕も。来たことなかった」
時間が近づいてくると、
どこからともなくカウントダウンの声が上がってきて
辺り一面が一斉に光に包まれる
「うわあ…綺麗だね」
パッとついたイルミネーションに目を細めて
彼を見上げると、
すでにこちらを見ていた翔也と目が合う
「Aの目の中、めっちゃキラキラ」
イルミネーション反射してる〜〜と、
顔を覗き込んでくる
翔「ちょっと、歩いてみよう」
周りには、私たちと同じように
手を繋いだカップルが沢山
翔「ちゃんとついてきてね？」
人混みの中を通る時は、
必ず私の方を気にかけてくれる彼
イルミネーションの中を歩き、
道が少し開けているところで立ち止まり、
イルミネーションをバックに翔也とツーショットを撮った
翔「…彼女とクリスマス、初めてだったから
すごい楽しかった」
向かい合い、
私の頭の上に繋いでいない方の手をぽん、と置いて呟く彼
「連れてきてくれて、ありがとう翔也
私も全部、初めてだったから。
恋人同士のクリスマスっていいね、」
恥ずかしいけど、彼の目を見て話す
寒いからか、照れているからかわからないけど
翔也の耳が赤く染まっている
…見つめた彼の瞳の中も、
キラキラのイルミネーションでいっぱいだった
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作者名：Lynn | 作成日時：2021年10月24日 1時
