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「 すげえプレゼント貰ったな 」
「 女子のはね、私がデザイン案を出したのよ 」
「 ビッチ先生 」
いつの間にか隣に並んでいたビッチ先生が得意気に話す。
「 烏間の奴、男女同じ服にしようとしてたから『女子はもっと身体のラインを出しなさい』って 」
「 ビッチ先生が考えたにしてはまともなものもあったんだね 」
「 こらガキ 」
だってそうじゃないか。
ぐりぐりと拳を押し付けてくるビッチ先生に苦笑する。
日頃の行いだ、仕方ない。
「 あいつ本当女心わかってないから。結局私にはプレゼントもくれなかったし 」
「 え？ 」
「 あのタコでさえわかってたのに‼あー、思い出したら腹立ってきた‼ 」
私から離れたビッチ先生は、今度は何やらここにいない烏間先生に怒り始めて。
1人先をズンズンと歩いて行ってしまった。
「 烏間先生がビッチ先生にプレゼントする理由あるか？ 」
「 さぁ… 」
「 ……あ、思い出した。4日前の10月10日、ビッチ先生の誕生日だ 」
…そういえば、確かに。
私たちは特別授業に気を取られて忘れてしまっていて。
その上さらに、烏間先生からも何もなかったというわけか。
「 烏間先生がくれるのを期待したけど案の定何もなく。プライド高いビッチ先生からは言い出せず…か 」
「 相変わらずぶきっちょな人だな 」
「 でも…私たちが騒ぎを起こしたのにも一因あるかも 」
その言葉に皆は顔を見合わせる。
「 …よーし、また俺らが背中押してやろうかね 」
いつかの時よりは大分下心もなく、作戦を立て始める。
ビッチ先生が喜んでくれるといいけれど。
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「 …ったってなぁ、ビッチ先生大概のプレゼント貰ったことあるだろ 」
「 難しいねー 」
修学旅行の時と同じメンバーで今は街に繰り出していて。
というのも私達が買い出し班となっているから。
けれど、問題が１つ。
金持ちを散々誑かしてきたビッチ先生が貰って嬉しいものが分からない。
「 クラスのカンパは総額5千円。この額で…烏間先生からビッチ先生へ、大人から大人に相応しいようなプレゼントは… 」
「 …あ、でもビッチ先生なら… 」
「 ーーーやっぱりそうだ、ねぇ君達‼ 」
１つ思ったことを口にしかけたとき、突然後ろから声を掛けられる。
振り返るとそこにいたのは、優しそうなお兄さんだった。
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奏(プロフ) - 雛さん» わー、そんなことないですよ！頑張って更新していきますね！ (2019年3月7日 18時) (
レス) id: 9670b195a9 (このIDを非表示/違反報告)
雛(プロフ) - 文才がすごくあって羨ましいです！！応援してます (2019年3月6日 18時) (レス) id: 6670beebf5 (このIDを非表示/違反報告)
奏(プロフ) - カンカンさん» ありがとうございます！そのお言葉を糧に頑張っていきたいと思います！ (2019年2月3日 0時) (レス) id: 9670b195a9 (このIDを非表示/違反報告)
カンカン(プロフ) - 続編おめでとうございます！この作品、大好きなので更新を楽しみにしています！これからも頑張って下さい！ (2019年2月2日 23時) (レス) id: 8d4f1ba171 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：奏 | 作成日時：2019年2月2日 22時
