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岩場から踏み切って枝に掴まり、その勢いで向かいの岩場に着地する。
すると隣にカルマくんが着地した。
今はケイドロの時間。
烏間先生から逃げるためになるべく遠くを目指している。
…因みに私の猛抗議によって手錠は外されていた。
「 ケイドロとかなつかしーよな！こんな広いフィールドで高さも使ってやれるなんてワクワクするわ‼ 」
「 確かに。こんな大規模は初めてだ 」
杉野くんの言葉に同意する。
小さい頃によくやった遊びだけれど、あの頃よりもずっと大きな場所で沢山の技術を駆使したケイドロは楽しそうだ。
…けれど、私たちの予想は甘かったらしい。
「 …え、岡島くんたち捕まったんだけど 」
液晶に映る律が敬礼をしながら4人の脱落を知らせる。
開始間もないのに、烏間先生はもう捕まえたというのか。
唖然としていると、菅谷くん、それになぜかビッチ先生の脱落も知らされる。
「 やばい、どんどん殺られてく。殺戮の裏山だ 」
「 逮捕じゃなかったっけ 」
元々烏間先生の身体能力には目を見張るものばかりだったけれど、これは。
やはり烏間先生は化け物かもしれない。
「 あ、でもこれケイドロでしょ？だったら 」
「 そうだ‼牢屋の泥棒にタッチすれば解放できる‼さっさと助けて振り出しに戻してやるぜ‼ 」
「 あ、ちょっ、杉野くん！ 」
「 …バカだね〜、杉野は 」
1人で駆け出していった杉野くんを止めようとするも聞く耳を持たず。
仕方なく追いかけているとカルマくんが苦笑した。
「 ラスト1分まで…牢屋の前から動かないって言ったじゃんよ。
誰があの音速タコの目を盗んでタッチできるよ。出来るくらいならとっくに殺してるって 」
そりゃそうだ。
簡単に考えていたけれど、この2人相手のケイドロは難しすぎる。
フーセンガムを偉そうに膨らましながらいる殺せんせー。
…あの膨らんだの割ってやりたい。
「 ヌルフフフ、泥棒どもが悔しそうに見ていますねぇ。本官がここにいては救出もできまいて 」
「 くっそ〜…警官のカッコした途端に高圧的になりやがって 」
「 黙らっしゃい囚人ども‼大人しく刑務作業に没頭したまえ‼ 」
相変わらず悪徳警官になりきっている殺せんせーは捕まってしまった生徒に
あれもやりたくないけれど、このままでは時間を大幅に余して全員捕まってしまう。
一体どうしたものか。
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奏(プロフ) - 雛さん» わー、そんなことないですよ！頑張って更新していきますね！ (2019年3月7日 18時) (
レス) id: 9670b195a9 (このIDを非表示/違反報告)
雛(プロフ) - 文才がすごくあって羨ましいです！！応援してます (2019年3月6日 18時) (レス) id: 6670beebf5 (このIDを非表示/違反報告)
奏(プロフ) - カンカンさん» ありがとうございます！そのお言葉を糧に頑張っていきたいと思います！ (2019年2月3日 0時) (レス) id: 9670b195a9 (このIDを非表示/違反報告)
カンカン(プロフ) - 続編おめでとうございます！この作品、大好きなので更新を楽しみにしています！これからも頑張って下さい！ (2019年2月2日 23時) (レス) id: 8d4f1ba171 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：奏 | 作成日時：2019年2月2日 22時
