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「 で、どうでした？1時間目をコードネームで過ごした気分は 」
「「「 なんか…どっと傷ついた… 」」」
そりゃそうだ。
悪口に近いものが飛び交っていたし。
「 殺せんせー、なんで俺だけ本名のままだったんだよ 」
「 今日の訓練の内容は知っていましたから。君の機動力なら活躍すると思ったからです。さっきみたいに格好良く決めたときなら…『ジャスティス』って名前もしっくりきたでしょ 」
「 うーん… 」
木村くんは首を捻る。
けれど確かに、あの時の木村くんは決まってたというか。
あれほど名前がぴったりなこともなさそうだ。
「 安心のため言っておくと木村くん、君の名前は比較的簡単に改名手続きが出来るはずです。改名の条件はほぼほぼ満たしています 」
「 …そうなんだ 」
「 でもね木村くん。もし君が先生を殺せたなら…世界はきっと君の名前をこう解釈するでしょう。
『まさしく
殺せんせーを殺せた未来。
きっと木村くんはそれを想像していて。
「 親がくれた立派な名前に正直大した意味はない。意味があるのは、その名の人が実際の人生で何をしたか。名前は人を造らない。人が歩いた足跡の中にそっと名前が残るだけです。
もうしばらくその名前…大事に持っておいてはどうでしょう。少なくとも暗殺に決着がつくときまでは…ね 」
「 …そーしてやっか 」
朝とは違い、憑き物が晴れたような表情の木村くん。
クラスの皆も微笑んでいる。
「 …そういえば 」
「 ん？ 」
「 私の名前って、由来はなんだったんだろ 」
不意に浮かんだ疑問。
「 聞いたことないの？ 」
「 うん、考えたことなかった。説明されたこともなかったし 」
機会あれば聞いてみるかな、と言うとカルマくんが頷いた。
そういえば、彼は自分の名前の由来を知ってるのだろうか。
聞いてみようとしたとき、殺せんせーが口を開いて。
「 さて今日はコードネームで呼ぶ日でしたね。先生のコードネームも紹介するので以降この名で呼んでください 」
そう言って殺せんせーが書いたのは、
「 『永遠なる疾風の運命の皇子』と 」
「「「 … 」」」
「 何1人だけスカした名前つけてんだ‼ 」
「 しかもなんだそのドヤ顔‼ 」
「 にゅやッ、ちょッ、いいじゃないですか1日くらい‼ 」
この後、「バカなるエ ロのチキンのタコ」と呼ばれた。
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奏(プロフ) - 雛さん» わー、そんなことないですよ！頑張って更新していきますね！ (2019年3月7日 18時) (
レス) id: 9670b195a9 (このIDを非表示/違反報告)
雛(プロフ) - 文才がすごくあって羨ましいです！！応援してます (2019年3月6日 18時) (レス) id: 6670beebf5 (このIDを非表示/違反報告)
奏(プロフ) - カンカンさん» ありがとうございます！そのお言葉を糧に頑張っていきたいと思います！ (2019年2月3日 0時) (レス) id: 9670b195a9 (このIDを非表示/違反報告)
カンカン(プロフ) - 続編おめでとうございます！この作品、大好きなので更新を楽しみにしています！これからも頑張って下さい！ (2019年2月2日 23時) (レス) id: 8d4f1ba171 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：奏 | 作成日時：2019年2月2日 22時
