【暗殺教室】共依存 season2 (ページ41)

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「さて皆さん素晴らしい成績でした。5教科プラス総合点の6つの中、皆さんが取れたトップは3つです」

殺せんせーの足に刺さった「破壊予約済」と書かれた3つの旗。
それが今回の私たちの結果だった。

「早速暗殺の方を始めましょうか。トップの3人はどうぞ3本ご自由に」

そう言った殺せんせーの顔はシマシマになった。
あ、なんか良からぬことを考えてる。
そう思っていれば横で影が動いて。

「おい待てよタコ。5教科のトップは3人じゃねーぞ」

そう声を上げたのは寺坂くんだった。

「？3人ですよ寺坂くん。国・英・社・理・数全て合わせて… 」
「はァ？アホ抜かせ。
5教科っつったら国・英・社・理……あと家だろ」

そう言って教卓に投げられたのは満点の4枚の答案用紙。
予想もしてない展開に殺せんせーはタジタジで。
これは、意外なところからやられたな。

「ちょ待って‼家庭科のテストなんてついででしょ‼こんなのだけなに本気で100点取ってるんです君達は‼ 」
「だーれもどの5教科とは言ってねーよな」
「クックック、クラス全員でやりゃ良かったこの作戦」

千葉くんが振り向いてカルマくんに合図する。
それを見た彼は口角を上げて。

「 …ついでとか家庭科さんに失礼じゃね殺せんせー？5教科の中じゃ最強と言われる家庭科さんにさ」
「そーだぜ先生、約束守れよ‼ 」
「 1番重要な家庭科さんで4人がトップ‼合計触手7本‼ 」

恐らく、さっきのシマシマは3本なら余裕とか考えていたんだろう。
今となっては汗がダラダラと流れていて。
それに追い討ちをかけるように磯貝くんが手をあげる。

「それと殺せんせー。これは皆で相談したんですが、この暗殺に…今回の賭けの『戦利品』も使わせてもらいます」

そう、殺せんせーとは別にA組との賭けに勝ったE組には１つ欲しいものがあった。
それを手に入れられることになった今、利用しないはずはなくて。

「これはE組の作戦勝ちだねぇ」
「 …そうかもね」

エンドのE組なんて言われていたこのクラスは、いつのまにかトップ争いを繰り広げる優秀なクラスになっていたのだった。

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