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ビジョンの時間 ページ24

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殺せんせー泳げない疑惑が浮上してから数日。
最早その予想は事実としてクラスに浸透している。
何せ渚くんたちに殺せんせーが自白したというのだから。
けれど、殺せんせーはその弱点を私たちが利用するのはきっと、いや確実に織り込み済みだ。
その上でどうやって攻撃するのか、私たちの新たな課題となる。

そんなある日のことだった。



「 おい皆来てくれ‼プールが大変だぞ‼ 」



岡島くんがそんなことを叫びながら教室に入ってきたのが数分前。
私たちは彼の言葉通り、プールに来ていたのだが。



「 …ッ、メチャメチャじゃねーか 」



ビッチ先生が呆然と突っ立っている横で水面を覗き込む。
水面に浮いている木屑やゴミの数々。
綺麗で透き通っていたプールが、いつのまに。

と、そこで今のクラスの様子には合わない3人組に気付いた。



「 あーあー…こりゃ大変だ 」
「 ま、いーんじゃね?プールとかめんどいし 」



吉田くん、村松くん、そして寺坂くん。



「 ンだよ渚、何見てんだよ。まさか々俺らが犯人とか疑ってんのか?くだらねーぞその考え 」
「 全くです。犯人探しなどくだらないからやらなくていい 」



渚くんの胸ぐらを掴み睨む寺坂くんに一歩踏み出すも、その前に現れた殺せんせーがぶった切る。
そして瞬きをすれば、プールは昨日までと同じ様子に戻ったのだった。



「 はい、これで元どおり‼いつも通り遊んでください 」



悪ガキでも殺せんせーの前では手も足も出ない。
カルマくんが筆頭になって殺せんせーに水を掛けているけれどそこから少し離れて彼らの様子を見る。
そして寺坂くんが他の2人以上に、苛々と忙しなくなっているのに気が付いた。
それは渚くんもどうやら同じだったようで。



「 寺坂の様子が変? 」



校舎への帰り道、渚くんが言い出したことに杉野くんが首をかしげる。



「 …うーん…元々あの3人は勉強も暗殺も積極的じゃなかったけど、特に彼が苛立ってるっていうか…プールを壊したのも主犯は多分寺坂くんだし 」
「 ほっとけよ。いじめっ子で通して来たあいつ的には面白くねーんだろ 」



杉野くんの言うことも最もだが、渚くんの考えは私も思っていたところだ。



「 殺していい教室なんて、楽しまない方が勿体無いとは思うけどね〜 」



隣を歩くカルマくんは彼らしい返答をするも、私は黙ったまま。
カルマくんの視線がこちらに向いていることには気付きながらも黙って考えを巡らせた。






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設定タグ:暗殺教室 , 赤羽業 , カルマ
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まっころりん(プロフ) - ありがとう (2019年12月20日 17時) (レス) id: 43501add82 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 瑠樹さん» なんて嬉しいお言葉、ありがとうございます!頑張ります! (2018年12月10日 22時) (レス) id: 9670b195a9 (このIDを非表示/違反報告)
瑠樹(プロフ) - 貴方様の書かれるキャラがとても大好きです!更新待ってます! (2018年12月10日 17時) (レス) id: b4a79118b8 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 亜純さん» 嬉しいです、ありがとうございます!頑張ります! (2018年11月27日 20時) (レス) id: 9670b195a9 (このIDを非表示/違反報告)
亜純(プロフ) - 最高です! 更新頑張って下さい!! (2018年11月27日 3時) (レス) id: 430739def7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2018年11月2日 10時

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