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…いやいやいや。
ありえない、彼と殺せんせーが兄弟なんて。



「 兄弟同士小細工はいらない。兄さん、おまえを殺して俺の強さを証明する。
時は放課後、この教室で勝負だ。今日があんたの最後の授業だ。こいつらにお別れでも言っておけ 」



そう言って自分で破ってきた壁から出て行く。
ていうか、あれどこ行くんだろ。



「 ちょっと先生兄弟ってどういうこと⁉ 」
「 いっ…いやいやいや‼ 」
「 そもそも人とタコで全然違うじゃん‼ 」



イトナくんがいなくなり、皆が殺せんせーに食いつく。
そりゃそうだ、だって考えられないもん。
人とタコの異種兄弟って。



「 まったく心当たりありません!先生、生まれも育ちもひとりっ子ですから‼
両親に『弟が欲しい』ってねだったら…家庭内が気まずくなりました‼ 」
((( そもそも親とかいるのか⁉ )))



そんな家庭事情は知らないけども。
でも明らかにイトナくんは人間で。
そして目の前の先生はタコで、いやタコじゃないけど。
彼と先生が兄弟と言われても、皆目見当がつかない。



「 どう思う? 」



未だに私の机に頬杖をついているカルマくんに問う。
彼は先程の出来事があってから少し不機嫌だ。
私が撫でたおかげか少しはマシになったけれど。



「 …どうだろうね。けど、人の神経をピンポイントに逆撫でしてくるあたり似てるんじゃない? 」



声に不満が混ざりに混ざっている。
殺せんせーに神経を逆撫でされたことはないけど彼はあるらしい。
カルマくんの様子に苦笑しつつ殺せんせーを見やる。
でもなぁ、殺せんせーの焦り具合はほんとに知らなさそうだ。
隠し子とかなら別かもしれないけど。



でも休み時間。
甘い物好きだったり表情が読めなかったり…巨乳が好きだったり。
クラス中が殺せんせーとイトナくんを比べ、共通点を見つけて行く。
不破ちゃんがなんだか想像を膨らませていたけれどたぶん、ていうか絶対違うし。



殺せんせーとイトナくん。
タコと人間。
すっかりタコと決めつけているのは置いておいて、果たしてほんとに彼らは兄弟なのか。
運命の放課後がやってくる。





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まっころりん(プロフ) - ありがとう (2019年12月20日 17時) (レス) id: 43501add82 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 瑠樹さん» なんて嬉しいお言葉、ありがとうございます!頑張ります! (2018年12月10日 22時) (レス) id: 9670b195a9 (このIDを非表示/違反報告)
瑠樹(プロフ) - 貴方様の書かれるキャラがとても大好きです!更新待ってます! (2018年12月10日 17時) (レス) id: b4a79118b8 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 亜純さん» 嬉しいです、ありがとうございます!頑張ります! (2018年11月27日 20時) (レス) id: 9670b195a9 (このIDを非表示/違反報告)
亜純(プロフ) - 最高です! 更新頑張って下さい!! (2018年11月27日 3時) (レス) id: 430739def7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2018年11月2日 10時

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