【暗殺教室】共依存 season2 (ページ15)

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「 …？誰だあの人？」
「でけぇ～… 」

背が高くとても体格の良い男が、沢山の荷物を抱えながらこちらに歩いてくる。
そしてドサリとそれを置くと笑顔を見せた。

「やっ！俺の名前は鷹岡明‼今日から烏間を補佐してここで働く！よろしくなE組のみんな！」

なんだか、烏間先生と真逆の人が来た。
笑顔で明るく、そして大荷物はどうやらE組のために買ってきたお菓子やらジュースやらだったようで。

「モノて釣ってるなんて思わないでくれよ。おまえらと早く仲良くなりたいんだ。それには…皆で囲んでメシ食うのが1番だろ！」

一気に皆と打ち解けた鷹岡先生。
殺せんせーも勿論お菓子につられていた。
私もロールケーキを手に取りつつ、彼を観察する。
いつのまにやら隣に来ていたカルマくんも同じように見ている。

「同僚なのに烏間先生とずいぶん違うスね」
「なんか近所の父ちゃんみたいですよ」
「ははは、いいじゃねーか父ちゃんで。同じ教室にいるからには…俺たち家族みたいなもんだろ？」

そう言って生徒と肩を組む様子は確かに親しみやすそうだ。
けど、なんだか

「 …どう思う？」
「 …私は」

嫌な予感が、する。

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「 …よーしみんな集まったな！では今日から新しい体育を始めよう！」

次の日。
鷹岡先生の最初の授業。
隣にカルマくんはいない。
私諸共サボりに巻き込もうとして来たけれど、とりあえず1度授業を受けてみることにして断った。
彼はとても不服そうにむくれていたけれど。

「ちょっと厳しくなると思うが…終わったらまたウマイモン食わしてやるからな！」
「そんなこと言って自分が食いたいだけじゃないの？」
「まーな、お陰様でこの横幅だ」

E組の皆の心を上手に掴んでいる。
烏間先生の授業とは違い笑い声が沢山聞こえて楽しそうだ。
私の予感は勘違いだったのだろうか。
ただの良い先生だったのだろうか。

「さて！訓練内容の一新に伴ってE組の時間割も変更になった。これを皆に回してくれ」
「 …？時間割？」

そう言って回ってきた時間割を見た途端、嫌な予感は現実のものとなる。

( なに、これ )

びっしりと埋まった時間割。
その3分の2が訓練で埋まっており、10時間目とか、土曜にまでびっしりと。
普通の中学生にはありえないものがそこには書かれていた。

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