夕焼けMemorial

41＜3月3日＞ ページ45

ー3月3日ー





鳥のさえずりにゆっくり目を開けると
準備室の片隅にあるソファーの上で寝てしまったんだなとぼんやりとして
意識がはっきりしてくると目の前は先生の顔がドアップだった

一瞬、声をあげてしまいそうになったが何とか堪えた




自分はなんで先生と一緒に寝ているんだろうと昨日のことを思い出してみる
確か・・・夜中に目が覚めて

寝ようと思っても寝れなくて・・・

トイレに行こうとして先生と偶然会って、美術室でホットミルクを貰って・・・

先生が月の光で美しかったんだ


隣で寝ている先生の顔をじっと見つめている
先生っていつ見ても・・・


「イケメンだよね・・・」

「それはどうも」



はっと先生をみると、起きてた！！
いいいいいい一体いつから！？



「Aが百面相している辺りかな？」




最悪だ・・・




「忘れてください」

と手で顔を隠して


「何で？可愛いよ？」


先生は上体を起こして私の手を退かさせて

キスをしてきた



おはようのキスなんだろうけどさ・・・



恥ずかしいよ



もし、結婚して新婚生活を過ごすとなったら絶対これ以上の事してくる！！
いや、それはそれで良い・・・
幸せなら〜・・・でもなあ・・・

先生って見た目によらずに変t「君もだけどね

後、気づいてないと思うけど

全部口に出してるよ？」





いやん、先生ってば

ここは聞こえないフリをするのが常識なんですよ「・・・」

「黙らないでください」

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