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そして先生はそのまま美術室に入っていった




「残念!

言ったはずだぞ俺はこの日のために過ごしてきたって」





ガチャーンと音がした
床には机の上に置いてあった物が散らばっていた

鉄パイプで飛散させたんだろう





「次何かアクションを起こしたらペナルティーだからな」


そう言うと里見達は固まり美術室から出て行く




誰もいなくなった美術室は私と先生だけ




「先生、座ってください」




先生が座ってくれないので腕を引き座らせる


私は昨日使われてそのままにしてあった救急箱を持ってきて





「無茶しているのは先生じゃないですか?」




消毒アルコールで湿らせたガーゼで血と傷口を拭き

一瞬、強めに拭く


「いててっ

そう言われてもな・・・

教師だからこそやらなきゃならないんだ」




大きめの絆創膏を貼って包帯を巻いた



「先生さ、本当は蓮のこと殺してないよね?」


「何でそう思った?」


「何となくです」




先生を見つめて傷口があるところを包帯越しでキスをした




「昨日の仕返しです」


と舌を小さく出して
いたずらっ子のように微笑んだ



先生は一瞬何が起きたのか目をパチクリとして段々と項垂れていった



大きめのため息が聞こえると

私の体は先生の方へ引き寄せられて腕の中にすっぽりと埋まった



抱きしめられてるとすぐにわかった





「そんな可愛いことして・・・



お前が悪いんだからな」




と言うと視野が先生の顔でいっぱいになった

唇に柔らかいものを感じる


深くなってくる


逃れようとするも後頭と腰が先生の手で添えられているため引き離せられなくて

更に深くなるだけだった




「んん・・・っせ、んせ」




息が苦しく先生の胸を叩いた

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柊一颯LOVE - 白鯨さん» どういたしまして最後まで頑張ってね応援しています (2020年1月18日 20時) (携帯から) (レス) id: 0760400581 (このIDを非表示/違反報告)
白鯨(プロフ) - 柊一颯LOVEさん» ありがとうございます!最後まで頑張りたいと思います! (2020年1月18日 18時) (レス) id: e8bd0ab856 (このIDを非表示/違反報告)
柊一颯LOVE - 白鯨さん» 作品を何時も見ています頑張ってね応援しています (2020年1月18日 13時) (携帯から) (レス) id: 0760400581 (このIDを非表示/違反報告)
白鯨(プロフ) - 、さん» すみません、レスの部分を押し忘れました。教えていただきありがとうございます。 (2020年1月18日 6時) (レス) id: e8bd0ab856 (このIDを非表示/違反報告)
白鯨(プロフ) - ありがとうございます!初めてなのでちょっとわからなかったです。助かりました。外しましたので続きをお楽しみくださいませ。 (2020年1月18日 6時) (レス) id: e8bd0ab856 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:白鯨 x他1人 | 作成日時:2020年1月17日 21時

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