▽最悪 ページ18
降「へ?」
しまった
今、
この状況がイヤなんです。
なんて言ったら送っていってもらう事が嫌みたいじゃないか!
降「…えっと…」
ほら!!零さん困ってる!!
貴「嫌じゃなくて!!えっと、あの…!!」
取り乱してまで身振り手振り伝えようとする。
貴「だから…その…す、好きなんです!!零さんの事が!!1人の男性として!!!」
……やらかした。
最悪の告白。
最悪の形。
また、困らせてしまった。
貴「…今日は大丈夫です。…今までありがとうございまし…た。」
そう言って車を降りた。
零さんの前で泣かないように、
これ以上、迷惑をかけないように。
もう、二度と…れ……"降谷さん"の車には乗らないだろうな。
降谷さんの車を出ると丁度雨が降ってきた。
貴「…困ってたなあ…驚いてたなあ…」
貴「……私、最低だなあ…」
自分の気持ちだけ伝えて…
降谷さんからの返事も聞かずに。
RRRR
貴「…蘭?」
一瞬でも期待してしまった自分がバカみたいだ。
貴「もしもし」
蘭『あ、A?今から園子の家に来れる?退院祝いしようかって話になって「ごめん」え?』
今、2人をみたら羨ましくて黒い感情が渦巻く
貴「これから、父さんが帰ってくるの、だから「グサッ」……え?」
蘭『…A?A!!!』
貴「アナタ……は……」
?「フッ」
貴「ぐあっ!」
拳銃で発砲された。
貴「ぐっ…なん……で……」
?「悪く思うなよ、小娘…」
貴「…くっ…」
蘭『A!?A!!!返事して!!』
ああ、結局私は皆に迷惑かけてばかりだ。
結局、助けを求める事しかできないんだもの。
貴「…ら……ん…助け……」
?「A!!!!」
誰かが私を呼んでいる…??
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作者名:御名 環 | 作者ホームページ: http://uranai.nosv.org/u.php/hp/092710021/
作成日時:2017年1月25日 0時