▽逆恨み ページ11
貴「しっかし…解体はあと三本の線を切れば終わりだけど…」
…犯人の狙いは私なのは家に予告状が届いた時から分かってた。
貴「となると、私を何が何でも殺したいハズよね…」
貴「にしても…こんな一番高い場所で止めるなんてひどくないかしら?犯人さん。」
盗聴器で聞いているであろう犯人に問いかける
貴「東都が見渡せるわよ…折角だから冥土の土産としてお兄ちゃんに持っていこうかしら…」
目に留まったのは、東都ベルツリータワー…
貴「!…なるほどね。だからわざわざ…ありがとうと言うべきかしら。犯人さん…アナタ、どうやら私の事を甘く見ていたみたいね…あ、こんな軽い挑発にのらないでよね…アナタとはまだお話がしたいから…」
貴「三年前、私は兄を、アナタは奥さんを亡くした。大切な人を亡くす苦しみは私も分かるわよ。…けど」
貴「…復讐なんて奥さんは望んでないわよ!!私だってどれ程あの爆弾魔を殺したかったことか。けど、ある人が言ってたわ…」
…そう、アメリカにいた時に…
貴「復讐なんてただ虚しいだけ、ってね…だから、もうやめにしたらどうかしら…水越泰造さん…」
水『!』
Aの話を聞いていた水越は驚く。
貴「狙いは私…。三年前、兄さんがゴンドラに仕掛けられた爆弾を解体せずに爆死した事によりゴンドラは粉々になった。そして、逃げ遅れた奥さんは破片が突き刺さり、病院に運ばれるもそのまま死亡した。」
貴「…アナタのことは調べさせてもらったわよ?確か、スナイパーとして優れているようだけれど…。大方、解体する前に私を殺すつもりだったのよね?」
ヒュンッ!!
水『!?』
水越は愛用の暗視スコープ付きのライフルを壊される
水「誰だ!?」
世「お前の魂胆は見え見えなんだよ!!!」
吹っ飛べえええ!!と世良は水越を蹴り飛ばす。
世「秀兄!こっちはオッケーだよ!!」
赤「了解。」
世「あとは…」
二輪式大観覧車を見上げる世良。
世「頼むから無事に帰ってきてくれよ…Aくん…!」
貴「…あ、そろそろね。」
東、都、ベ
バァァァァァン!!!!!
降「…!?Aさん…?!…Aさぁぁぁぁん!!!」
佐「ウソ…A…ちゃ…ん…」
目暮のスマホが鳴る。それは新一からだった。
目「もしもし…新一くん!?…東都ベルツリータワーにもう一つの爆弾が!?分かった、すぐに向かわせる!」
目暮のスマホをとりあげ、佐藤は怒鳴る
佐「Aちゃんは!?」
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作者名:御名 環 | 作者ホームページ: http://uranai.nosv.org/u.php/hp/092710021/
作成日時:2017年1月25日 0時