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コンビニの外にあるベンチに並んで座る2人
側から見たらどんな風に見えるんだろう
チャラチャラした店員と高校生の女の子
チグハグな2人組
流れる沈黙
でも別に嫌いではない
なんなら少し心地がいい
でも、そのままこの時間が終わってしまうのは勿体ない気がして、
「質問してもいーい？」
TY「何を」
「いろいろー」
TY「いいけど」
ぐったりと後ろに寄りかかりながら苺ミルクのストローを咥えながら間延びした声で会話を続ける
これくらい緩んでいるのがが私たちには似合う気がする
「じゃーあ、テヨンさんは何歳ですかー」
TY「21」
「大人だね」
TY「言ってもまだ大学3年だけどな」
「私からしたらすごい大人だよ」
TY「Aは何歳なの」
「私はねー、17さーい」
TY「高校生？」
「うん、高校2年生」
TY「ガキじゃん」
「そんなことはわかってまーす」
21歳と17歳
4歳差
離れているのか近いのかわからない
だけど成人という線が間にしっかりと走っている
TY「どんな高校行ってるの」
「高校自体は平凡なんだけど私は国際科なの」
「地獄みたいなところだよ」
TY「なんで」
「課題のオンパレード、先生たちはひたすら課題を出すだけ、もう参っちゃうよ、やらないといけない事はわかってるけど、本当に疲れちゃう」
TY「ふーん」
適当そうに聞こえる相槌だけれども、ちゃんと私の話に耳を傾けてくれているのがわかる
「入学当初は多分まだやる気あったんだと思う、でもこれから先自分が何をしたいかがわからなくて、全てに対する意欲を失っちゃった」
自分でもよくわからないくらい口からペラペラと心の声が漏れ出ていく
誰にも言ったことのない思い
この緩い雰囲気みたいに心の蛇口も緩んじゃったのかな
「やりたい事も出来ないほど縛られる、これが高校生なのかな、何もわからない」
「ごめんね、こんなにペラペラ喋るつもりじゃなかった」
TY「別にいいけど、他に吐き出すところがないんだろ、止めないから全部言えば」
テヨンさんの視線は前を向いたまま
意識したこともない悩みが次々に口から次いでてくる
こうやってただ吐き出せる所が必要だったのかも
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お月見さん(プロフ) - 歯磨き粉さん» そうなんですよなんか友達になっちゃいました爆笑未だに現実なのかどうかも怪しいですね... 主さんの応援物凄く力になります！ありがとうございます！ (2021年2月25日 9時) (
レス) id: dd46039463 (このIDを非表示/違反報告)
歯磨き粉 - えええ話しかけられたんですか？！スゴ！おめでとうございます！そんなこと現実にもあるんですね…。「また来週待ってますね」とかもう、もう、、涙 追伸 この作品大好きです！いつも楽しみにしてます。 (2021年2月17日 6時) (レス) id: 8b5f607969 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：お月見さん | 作成日時：2021年1月13日 2時
