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＿＿11時
依頼人、成瀬瑛史が到着した。
事務所の真ん中のソファに案内する。
私とレトさんも机を挟んで反対側のソファへ座った。
レト「早速ですが、依頼内容をお聞かせください」
依頼内容は盗聴等を警戒して、電話ではなく直接聞くことにしている。
事務所の防犯対策は完璧だからね。
「…殺してほしい人がいるんです」
レト「どのようなお方で？」
「弟です。弟の
弟ね、なるほど。
レト「弟、ですか。理由は財産関係と言ったところですか？」
「えぇ、その通りです。弟から暗殺者まで送られてきています」
なんてよくある話…(笑)
レト「
「はい、こちらに」
そう言って、運転免許証のコピーのようなものを取り出した。
レト「この方ですね、わかりました」
「よろしくお願いしますね、TOP5の皆さん」
レト「ご存知ですか」
「えぇ、もちろん」
TOP5とは、私たち5人のチーム名。
ここら辺では結構有名なマフィアとして通っている。
しかし、私たちの素顔を知るものは少ない。
レト「それは光栄ですね」
「姿を拝見出来て嬉しい限りですよ。実在するのか、とも言われている方々ですからね」
レト「とんでもない」
にこにこと笑いながら話す成瀬になぜか少し違和感を覚えた。
「さて、報酬の件ですが…」
レト「えぇ、いくら出せますか」
「100万でどうです」
うーん、少なくね？桁1つ足りないよ。
レト「足りませんね」
「500万では？」
レト「いいえ」
「1000万出しましょう」
おぉ、1000万！いい線行くねぇ
レト「いえ…」
「1300万では」
レト「…はぁ」
ふおぉ、ため息ついてはる。
まだ取れるんですか。
「まだ足りませんか。2000万でどうです」
レト「細々した金はいらないんです」
「というと？」
レト「1億」
いちおくっ！？！？
それは無理あるんじゃないっすか？
「ははは、貴方も面白いことを言う」
レト「この金額以上でないと話になりません」
いやー取れるの？ほんとに
「私もあなた方“TOP5”にお願いしたくて来てるんですよ。仕方ないですね」
え、1億取れちゃう？？
「3億出しましょう。これが限界です」
レト「…いいでしょう」
さ、さ、さ、さんおく！？！？
やべー。動じないレトさんもやべー。
語彙力やべー。
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あちゃ - 楽しく拝見してます！リクエストみたいになるんですが、主人公ちゃんが捕まっておくすり(ヤバいやつ)打たれてくすり漬けにされ4人が助けに来てお薬抜けるまでそれぞれが苦しい思いをしながら日々を過ごす的なのを見てみたいです！これからも楽しみに待ってます！ (2021年2月15日 0時) (
レス) id: dabe64fc32 (このIDを非表示/違反報告)
ユウリ@Twitterやってます(プロフ) - こういうマフィア系でTOP4のお話あまりないので、ついつい見入っちゃいました！！とても面白いです！更新頑張って下さい！ (2020年3月15日 13時) (レス) id: cdd2774812 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：瑠奈** | 作成日時：2018年9月10日 1時
