検索窓
今日:1 hit、昨日:0 hit、合計:3,681 hit

155☆ハデスとゼウス ページ5

言いたい放題のハデスに一同が言葉をなくしていると、彼は「それでは!」と黒いマントを翻した。



「決戦の日を楽しみにしているぞ!
正義の味方とやら!さらばだ!!」



Aがぽーっとしながらハデスを見ていると、
颯爽と歩き出した彼の後ろ姿をアキノリは急いで追った。



「に、逃がすか……!」


「だ、ダメだよアキノリ……。
こんな人の多いところじゃ……」


「た、戦えねーか……そうだな」




怒り心頭に発したアキノリを、Aの言葉が止めた。


いつの間にか女郎蜘蛛も去っていて、
一同はやり場の無い気持ちになる。



Aたちが黙り込んでいると、
LUNAの中に戻っていた所長と日美子が再び外に出てきた。




「んん?オーパーツの本体は!?」


「す、すみません……逃げられてしまいました」





とっさに頭を下げたAに、所長は「なにぃ?小学生1人はともかく、中学生が4人もいたのにか?」と眉根を寄せる。




すると須賀がAをかばうようにこう言った。
 



「わ、私も止めようとしたのですが……」


「そうかぁ……須賀ちゃんでも無理だったのなら、
仕方がないな」


「た、ただし……あの謎のクモのバックには、
Dr.ハデスという悪人が関わってることがわかりました」





須賀が声をうわずらせながらそう言えば、
所長は「Dr.ハデス……」と面喰らう。


なぜか固まってしまった所長に日美子が
「所長、知ってますの?」と首を傾げた。





「い、いや……。



しかし、ハデス……。



ハデスとゼウス……。
うーむ……」





所長は大きくため息をつきながらぶつぶつ喋っていた。





.

156☆なんか悔しい→←154☆目的


  • 金 運: ★☆☆☆☆
  • 恋愛運: ★★★☆☆
  • 健康運: ★★★★★
  • 全体運: ★★★☆☆

ラッキー方角

西 - この方角に福があるはずです


目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (10 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
5人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

惠里子(プロフ) - おもちさん» 読んでくださってありがとうございます!全然更新できてなくて申し訳ありません!! (2020年3月11日 13時) (レス) id: 810773929b (このIDを非表示/違反報告)
おもち - とても面白かったです! (2020年3月11日 5時) (レス) id: 078190c9fd (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:惠里子 | 作成日時:2019年10月12日 10時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。