154☆目的 ページ4
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そう叫んだアキノリを、
ハデスは「ほう……」とニヤニヤして見ている。
アキノリは一歩踏みだすと、さらに言葉を続けた。
「妖怪は、オレたち人間の友達だ!それをお前は妖怪ウォッチの力で……!無理やり手先にしてるだけだ!」
「……。それが、どうした……」
「な……!」
「無理やりであろうと、私には問題ない。
私の目的のため、働いてくれるのなら」
ハデスの言葉にアキノリは顔をしかめたが、
それ以上何も言えなくなってしまった。
Aは「目的」という言葉が引っかかって、
ハデスに向かってこう言った。
「Dr.ハデス……あなたの目的は何!?」
「復讐だ。
私を認めなかった愚かな人間たちを、支配する!」
「そ、そんなことを……」
「私がトップだ!そして妖怪たちが私を守る!
あらゆる人々は、その下でしもべとなって私に尽くす!」
「まるで、悪のボスみたいな……」
「ふふふ……ああ、悪で結構!
私が悪ゆえに否定されたのなら、
悪こそ私!私こそ悪!
悪、大好き!!悪、最高!!」
「な、なんてやつ……」
そのやりとりを聞いていたケースケが、
ぐっと拳を握り、勇気を出して口を開いた。
「お前が悪なら……悪は、オレが止める!」
「黙れ!妖怪ウォッチも持たぬ無力な子供が!
力なき者は、悪に立ち向かうことなど出来ぬのだ!!」
「く、くぅぅぅ!!」
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
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ラッキー方角
西 - この方角に福があるはずです
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惠里子(プロフ) - おもちさん» 読んでくださってありがとうございます!全然更新できてなくて申し訳ありません!! (2020年3月11日 13時) (レス) id: 810773929b (このIDを非表示/違反報告)
おもち - とても面白かったです! (2020年3月11日 5時) (レス) id: 078190c9fd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:惠里子 | 作成日時:2019年10月12日 10時