153☆所長の名前 ページ3
あの男の声がして、
Aたちはバッとそちらを振り向いた。
「ハデス……。『挨拶』？」
ハデスは「そうだ！すごい力を持つ女郎蜘蛛の御披露目だ！」と頷きながら二、三歩Aに近づくと、
しわのよるAの眉間にちょんっと指を乗せた。
「Aに近づくな!!」
「おっと……」
「なんで、なんでここに私がいるって知ってたの？」
Aがそう訊ねると、
ハデスは周りをくるくる歩き回りながらクスクス笑う。
「ふふふ……。貴様が
「博人？誰それ？」
「博人って……所長の名前……？
どうして……」
「………」
「望月博人」という所長の名前を思い出して黙るAに追い打ちをかけるように、「貴様も」とハデスはまた一歩近づいた。
「強い妖怪を手に入れろ！そして妖怪ウォッチの力を解き放ってみろ！激しいバトルを期待しているぞ！」
その言葉に須賀は
「ふざけるな！おとなしくここでつかまれ！」と叫ぶ。
「愚かな……。私には妖怪がついているのだぞ。キサマらなぞ、私には手も足も出ん」
「ぐ、ぐぅぅぅぅ……！」
悔しそうに顔をしかめる須賀。
ハデスの言葉に、どくんと大きく心臓が波打って、アキノリは小さく唾を飲み込んだ。
「なにが『妖怪がついている』だ！
無理やり手先にしてるくせに！」
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ラッキー方角
西 - この方角に福があるはずです
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惠里子(プロフ) - おもちさん» 読んでくださってありがとうございます！全然更新できてなくて申し訳ありません!! (2020年3月11日 13時) (
レス) id: 810773929b (このIDを非表示/違反報告)
おもち - とても面白かったです！ (2020年3月11日 5時) (レス) id: 078190c9fd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：惠里子 | 作成日時：2019年10月12日 10時
