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81☆知識人 ページ31

「アークを?」






Dr.ハデスはそんなにたくさんのアークを持っているのか……とAが考えていると、アキノリはさらに口を開く。






「ああ。あいつの妖怪ウォッチが、
Aのと同じ召喚型ならな。






トウマのオーガみたいに憑依型なら別だけど」






妖怪ウォッチにもそんなに種類があるのか……
とAは興味深くうなずいた。






それにしてもここまでの知識を持っているアキノリって、
一体どれだけすごい家系なのだろう。






「となると……現象は、
呼び出された妖怪たちの仕業か……」






「かもな。どこの誰だか知らねーけど、
妖怪に悪いことさせるなんて許せねーよ!





とっととやっつけちまおーぜ!」





アキノリが少し怒ったように地団駄を踏み、
Aは彼をなだめつつ言った。






「やっつけるにしても、まずは
妖怪ウォッチを使ってる人を見つけないと」






「そうだなぁ……妖怪を呼び出して、
敵を挑発するってのはどうかな!?」






いきなりとんでもない提案をしてくるアキノリに、
Aは顔をしかめる。






「そ、そんな派手な……。
大騒ぎになっちゃうよ」




「ダメかなぁ?相手は悪いやつなんだろ?
だったら何をしてくるかなんて、分かったもんじゃねーぞ!




つまりこっちも
手を選んでる場合じゃねーと思うんだけどさ」






Aは困ったように苦笑した。






「そ、それはそうだけど、
私は私なりのやり方でやるよ」






「それもいいけど、行き詰まったら
オレのアイデアを思い出せよな!」






ナツメやトウマと違ってガツガツしているアキノリを、
Aは尊敬しつつも少したじたじする。






「う、うん……」






「悪いやつを止めるには、
ちょっとした無茶だって必要だぜ!」





さらっとそう言うアキノリを見ていると、





妖怪探偵団のみんなは、今まで
どんな大変な妖怪と戦ってきたんだろう……






とAは心配になった。






その頃、






「そうだ……彼は正しい……。
より激しい戦いが必要なのだから……」






蛇王カイラは、妖魔界から2人の様子を見て、
開けていた目を静かに閉じた。

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作者名:惠里子 | 作成日時:2019年7月30日 19時

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