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99☆関係してる ページ49

Aたちは、事件が起きたビッグアリーナにやってきた。








まわりには、テレビカメラがいくつも並んでいる。






それを見てAが






「事件のこと、もうニュースになってるんだ……」






とつぶやくと、ナツメも







「それにしても、派手に壊されてるね」






とアリーナを仰いだ。






窓ガラスは割られ、壁はボコボコにされ、
アリーナは見るも無惨な姿になっている。





「うん……立派なアリーナだったのに……」






とAが目を細めると、
所長はポケットから調査マシンを取り出した。






「早速調べるぞ。チェックスタート!」






所長がマシン片手にアリーナ周辺へ走っていくと、
ナツメがあごに手を当ててぽつりとこう言う。







「そっか……思い出した。
そうだよ、ここは……」





「ナツメ、どうしたの?」





「ここは、オータムカップの会場だよ。
ケースケが言ってた」






「えっ!?
ということは……」





「オータムカップ、やばいかもね」







目を見開くAに、神妙な顔をするナツメ。
そんな2人に須賀は訊ねた。





「もしかして、ここで開かれるカードのイベントのこと?」






「うん。電光石火時代の大会だよ」





ナツメが答えると、須賀は腕を組む。






「たぶん、中止か延期だろうな。
ここまで破壊されていると、直るのに半年はかかる」






「そんな……」






肩を落としたAを慰めるように、
ナツメは力強く言った。




「ねぇA、絶対に犯人を捕まえよう!!






トウマもケースケもがっかりするだろうし、
アリーナをこんなにするなんて、私も許せない!」







「うん!」






Aがこくっとうなずく。






「ふむふむ。このあたりでワームホールが……」







所長にはAたちの言葉も聞こえず、
ただひたすらに調査をしていた。






「よーし、私たちも調査しよう!」




「わかった!」





ナツメの言葉にAがそう答えたとき、






突然、妖怪ウォッチから音が鳴りだした。






「なっ……!」




「こ、この音は……!?」





Aは裏のボタンを4回押す。






妖怪ウォッチの音が鳴り止んだ。







「妖怪ウォッチから音が?」





須賀が首を傾げると、ナツメが口を開く。





「あ、そうか。須賀くんにはまだ言ってなかったね。Aの妖怪ウォッチは、悪い方の妖怪ウォッチに反応するの。







つまり……今回の現象にも、
妖怪が関係してるみたい」

100☆カードゲーム→←98☆助けられた


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作者名:惠里子 | 作成日時:2019年7月30日 19時

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