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episode10 ページ10

志麻俺もAちゃんのこと、気になってたしええよ。

え、………?

嘘、本当?
どっちか分かんない……ううん、嘘でも良い、志麻くんにそう言って貰えて凄い嬉しいから。

いつ会えるかな?

リスナーとアイドル…ううん、リスナーと歌い手の関係なんてどうでもいい。
炎上?私だけなら良いよ。
決めたもん、志麻くんの為なら何でもやるから。

『好きだよ、志麻くん。』

1人の部屋で静かに呟いた。

.


あなたと会うのは、二回目。正確に言うと、もっとある。
…でもそれは、デブでブスな時のことで今と全然違うから。
今は可愛くてスタイルも良い。
自画自賛?自意識過剰?知ってるけど、可愛くなったのは少なくとも事実だから。

「Aちゃん。」

好きな声が聞こえる。
周りのさっきまでうるさかった音が聞こえなくなったみたいにはっきりと聞こえた。

『志麻くん、わがままに付き合ってもらってごめんね。』
「いや、大丈夫やで?ww」

端から見たらこれはカップルに見えるのかな。
志麻くんはマスクをしているけど、目元の涙ぼくろとか紫色の髪とかでイケメンオーラがだだ漏れてる。
それだけで、
好きだよ。
その気持ちが溢れる。

来たのは普通のカフェ。

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作者名:ココな | 作成日時:2018年9月27日 14時

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