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episode13 ページ13

無事、付き合うことになった私たちはその後同棲も始め何事も順調だった。

『志麻、今日は集まるの?』
「うん、そやなー。
お昼はみんなで食べるから、いらんで。」
『はーい、分かった。
いってらっしゃい、志麻。』

と言うと

「まだですぅ〜。
…そんなに俺にはやく行って欲しいん?」

と拗ねたように言う志麻。

『いや、まだ居たいけど遅れたらダメでしょ?』
「あーほんまに好きやき。」
『…すき焼き?』
「土佐弁や、ぼけ。」
『w痛いよ、デコピンはw』

と2人して笑い出す。
志麻は時計をふと見たかと思うと、「もう行くわ。」といって荷物を持った。
玄関まで見送ると、手を引かれ頬に優しいキスをされた。

『ちょ…!!!!』
「恥ずかしがっとるん?ほんま可愛いな。」
『………いってらっしゃい、志麻。』
「ん、行ってくるわ。」

と私の髪をクシャクシャに掻き回して家を出ていった。

リビングに戻ると静かな部屋。
志麻がいないからこんなもんか、と思いながら部屋の片づけを始めた___。


『あ、懐かしい。』

出てきたのは高校の卒アル。
これは黒歴史並に嫌いなもの、見たくなんて無かった。
……でも、志麻が見たくて卒アルを開いてしまう。

『…あんま、変わってない。』

志麻は高校の時もみんなの中心にいるタイプで目立つ人だった。
…それなりに、女の子にもモテていた。

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作者名:ココな | 作成日時:2018年9月27日 14時

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