こちら、GF探偵事務所です。 《差出人は誰？・問題編》 ページ33
至って平和なハウスの中のある一室に、"
そこがどんな事件を解決したのか。どんな子が依頼してきたのか。記録は一切残っていない。
迅速な事件解決をモットーにしており、解決できなかった事件はないという。
おや、依頼主から手紙が来たようだ。早速開けてみようじゃないか。
「…今作ったばかりの事務所に記録ねーし、事件解決なんて1個もしてねーだろ。」
レイが、読み終わった紙を私の方へポイと投げた。
「えー。せっかくノーマンとルーナがいい感じの文考えてくれたのに―！」
ぷぅっと頬を膨らませるエマを、ノーマンがたしなめる。
「まあまあ。落ち着きなよ、エマ。」
私は、レイを一瞥してから口を開く。
「でも、エマの引き出しに差出人不明の手紙が入ってたのは事実だし。ね、ギルダ。」
「うん。エマが引き出し開けたの見てたもん。それで、ルーナにすぐ相談して…。」
ギルダの言葉に、ノーマンが首をかしげる。
「ねぇ、エマ。引き出しって何か入ってる？いつも使うような物。」
エマは首を横に振る。そして、ポケットの中から手の平サイズの1枚の紙を出した。そして、机の上にその1枚の紙と、手紙の入った封筒を置く。
「引き出しの上に、この紙が置いてあったの。で、この紙の通りに引き出しを開けたら、封筒が入ってた。」
ドンがメモ用紙を手に取り、封筒から手紙を取り出した。
「えーっと、何々…。」
メモ用紙と手紙の内容はこうだった。
『引き出しの中を見て！ たぬきに気を付けてね。』
『とたしたょしつたでまたってたいますた。』
「何だろう。暗号？とたした・・・。」
「うーん…。考えれば考えるほどわかんねー！」
エマとドンは頭を抱えている。ちらりとノーマンを見れば、余裕そうな表情をしている。
レイなんて1人で本読んでるし。
私の横にいるギルダは手紙から目を離し、メモ用紙を見る。
「ねぇ、ルーナ。メモ用紙の最後がすごく気になるんだけど、分かった？たぬきなんて本でしか見たことないから気を付けるにも気を付けようがないじゃない。」
私は、メモ用紙の最後の文を指差す。
「これは、手紙の暗号のヒントだよ。」
私の言葉に、2人が頷き、2人が首を傾げ、1人が閃いたようだった。
--------------------------------------------------------------------------------------
分かりましたか？
次が解決編です。 果たして手紙の内容とは！
こちら、GF探偵事務所です。 《差出人は誰？・解決編》→←Break Time
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 42人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
星花(プロフ) - Vermutさん» ありがとうございます！ その言葉に涙が出そうです。 また気が向いたら書くので、その時はよろしくお願いします！(´ω｀*) (2019年3月26日 14時) (
レス) id: 4d854995e2 (このIDを非表示/違反報告)
Vermut(プロフ) - 完結おめでとうございます！凄く面白い作品だったので、終わっちゃうのは寂しいです……。この作品に、沢山のものを貰いました。私は小説を書いて2年目になるのですが、この作品を見て、多くの事を学ばせて頂けました。本当にありがとうございました。 (2019年3月26日 14時) (レス) id: 6de8030682 (このIDを非表示/違反報告)
星花(プロフ) - ドラゴンさん» コメントありがとうございます！ 早いですね！ 明日中には更新致しますので、お待ちくださいませ！ (2019年3月25日 22時) (レス) id: 72b922117a (このIDを非表示/違反報告)
ドラゴン - 次の問題も解けました!答え合わせ早く見たいです! (2019年3月25日 21時) (レス) id: cddb962df9 (このIDを非表示/違反報告)
星花(プロフ) - ドラゴンさん» わわっ！コメントありがとうございます！ 今続きを書いていますので、もうしばらくお待ちください･･･！ (2019年3月24日 22時) (レス) id: 3bdc83d578 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：＊星花＊ | 作成日時：2019年3月12日 13時
