名探偵コナン から紅の恋歌

9話 ページ10

蘭｢その大会っていつからあるの？｣

未｢それが明後日からやねん。大丈夫！ これから特訓すれば和葉なら何とかなる！！｣

紅｢アハハハハ！ 素人が大会に出て優勝を狙わはるん？ いっそのこと百人一首やのうて、いろはがるたに変えてもらいましょうか？｣

未｢バカにせんといて！ 和葉の技量はいつも練習してるウチが一番ようわかってる！ 試合経験はないけど、間違いなくA級並みの腕前やで！！｣

貴｢へぇ…。｣

紅｢この子がそうなん？ いうたら、平次君と一緒にいてはりましたけど、一体どないな関係なんやろ？｣

和｢ちっちゃい頃からずっと一緒で、平次はアタシの…///｣

歩｢大好きなんだよね｣

光｢見てたらわかりますよ｣

元｢バレバレだぞ〜｣

和｢口はさまんといて！！｣

貴｢『しのぶれど』…やなぁ｣

元｢姉ちゃん、キレイだな！ 誰だ？｣

貴｢ありがとう。私は神崎A。よろしくね。｣

歩｢ほんとにキレー！ Aお姉さんもかるたやってるのー？｣

貴｢ええ。やってるわよ。弱いけどね。｣

コ｢でも、次期クイーン候補なんでしょ？｣

貴｢それは言われているだけだからね。私は自分の実力に満足していないの。あなた達も自己紹介してもられないかしら？｣

歩｢私は吉田歩美！｣

元｢俺は小嶋元太！｣

光｢円谷光彦です｣

哀｢私は灰原哀｣

コ｢ボクは江戸川コナン！｣

蘭｢私は毛利蘭です。あっちの子が遠山和葉です｣

貴｢OK。覚えたわ。ﾁﾗｯ…紅葉、帰るよ。｣

紅｢幼なじみで恋愛ごっこ。ホンマ、和みますわぁ｣

和｢な…っ！｣

貴｢紅葉、やめな。｣

紅｢Aは黙っといてもらえます？ ほんまなこうしましょう。明後日の大会で優勝した方が平次君のお嫁さん第一候補！ 先に酷薄して、ゲットする！ これでどないどす？｣

コ(おいおい)

紅｢アンタが本気なんやったら、それくらいの覚悟はできてますやろ。言うときますけど、ウチは本気です。帰りましょか。｣

貴｢はいはい。｣

和｢待ちぃ！ その勝負受けたるわ！！｣

紅｢その勢い、試合当日やでとつとええですけど｣

和｢アンタこそ、アタシと当たる前に負けんときや！｣

紅｢ほんならウチはこの辺で。これからネイルサロンで、平次君に告る言葉、考えなあかんから｣

ﾄﾃﾄﾃ

貴｢きゃっ！｣ 小｢おっと！｣

貴｢どうもすみません。｣

小｢いえ、こちらこそ｣

コ(ん？ なんか落ちてる)

蘭｢どうしたの？ コナン君｣

コ｢これA姉ちゃんが落してったみたいだよ｣

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