ふるや違いです！5【名探偵コナン】

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「Aお姉さんっ、起き上がらないで！！」



このままでは昴さんまで巻き込んでしまうと思うと、もう動くのもしんどいはずの体は自然と立ち上がろうともがいていた。
こうなったら自分を盾にしてでも守らなければと、もうすっかり働かなくなった脳でうっすら考えていると、倉庫内に子供の声が響いた。



「コ、ナン、くん？」


「助けに来たよ！！そのまま伏せてて！」



倉庫の入口に、太陽光を背に立つ小さな影が見えた。

見慣れた姿と聞きなれた声。私は言われた通り体に入れていた力を抜いて地面に伏せる。


コナンくんはしゃがみこんで靴の横をいじるとベルトに手をかける。直後バックルの部分から球体が飛び出し、コナンくんは勢いよくそれを蹴り飛ばした。


ボールは一直線に男の腕に直撃し、男の体勢ごと銃は吹っ飛んだ。



「よくやった小僧！Aさん今お助けいたしますっ、この毛利小五郎が！！蘭！お前はここに、」


「私だって役に立つわよ！！」


「蘭姉ちゃん無理しないで！？」


「っAさん！！」



コナンくんのキックを合図に、複数の人影が飛び込んでくる。
毛利さん、蘭さん、コナンくん。それと、安室さん。
応戦しようと一斉に駆け出す男たちを、あっという間になぎ倒していく3人と真っ直ぐ駆け出すコナンくん。

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