2‐玩具の処理 ページ5
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この皇絛学園には稀に女王陛下の所有物を奪おうとする愚かな者が居る。その度に私は神聖な場所で育ち行く学園の生徒達への信頼を失い、自分の手で罰を降してきた。
もう
だが今回は少し違うモノにしよう。
そう決意した私は最近また習得した緑を操る言葉を発し、劣等生の手足を図太い蔦で縛り上げた。
『ふふっ…なぁに、今自分がされている事に興奮しているの？』
「ひっ…！！」
『あら、怖がらなくても良いんじゃない？だってこれは貴女が犯してしまった当然の報いの筈』
だから黙って縛られなさいよ。
そう言って相手を睨み付ければ情けない声を挙げどうにかして逃げようと蔦で縛り上げられた手足を必死に動かしていた。本人も本当はもう逃げられないとわかっている筈なのだ。なのにこの期に及んで何だこの様は。
まだ何もしていないのに「嫌だ」と泣き喚いて恐らく最後の力であろう小さな豆粒の魔弾を飛ばしてくる。それは難なく消し飛んで行くが蔦を引き裂こうと抵抗してくるのがまた苛つく。いい加減消すか…と考えながら目を細める。
すると何処からともなく飛んできた氷で出来た
何時の間にか鷹に襲われていた劣等生は鷹の鋭い爪で皮膚を削られボロボロになっており、その鷹を放ったとされる人物が扉の奥から姿を表した。
「ーー躊躇っちゃいけないよ、A。
その魔女は君のモノに手を出そうとし守るべき学園の規則を破った。これは罰なんだから、魔女を排除する事に躊躇ってちゃ駄目だ」
そう言って私の頬を撫でるのは、代々女王陛下を護衛する守護部隊【チェスキー】の
やっぱり路琉芭だったのか…と少し呆れ、路琉芭が排除する事に躊躇ってはいけないと言う言葉を聞いた私は早々に使えなくなった玩具を炙り鬼門の中に捨てた。
『…全く、別に躊躇ってた訳じゃなかったのに』
「どー見ても躊躇ってたよ。良い？橙の法案でも女王陛下に楯突く者は排除しなきゃいけないの！」
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碧@あおい(プロフ) - さぬきさん» そうですね、何時も何時も不安になることがあります。私は読者様に分かりやすい文章を見てほしいのですが、イマイチ上手く書けているかわからなくなるんです。それが改行の理由かも知れませね (2019年5月9日 22時) (
レス) id: 7bbb5d9c34 (このIDを非表示/違反報告)
さぬき(プロフ) - 設定を見て、世界観すごく作り込まれてるなと感じました！地の文もしっかりしていていいです！しかし、3点リーダーは偶数個使うといいと思いました！あと、不自然に改行が初めの話に多いなと思いました。これからも頑張ってください！ (2019年5月9日 19時) (レス) id: 640a4ce08b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：るみえーる | 作成日時：2019年4月20日 17時
