白雪姫【アイナナ】 (ページ4)

今日:5 hit、昨日:0 hit、合計:1,350 hit

Die dritte Episode ページ4

「“それじゃあ…今度の日曜日。ここへ来てね。…わからないことがあったら娘を出迎えらせるから聞いてね。”」

　
『“は…はい!”』

「“Aくん。じゃあね。”」

ｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ

『はあ…。』

で、まぁ…マネージャーの話…
受けたのは良いけど…

親がなぁ～。

『あっ…もしもしお父さん。』

「“ん?どうしたんだいA。お前から電話なんて……。も、もしかしたら…何かにあったか!?大丈夫か、A!!A!?”」

いや、何かはあったんだけどさ。

『実は…私マネージャーになろうと思うの。』

「“マネージャー…?”」

『うん。お父さん、
小鳥遊プロダクションって知ってる?』

「“嗚呼。音晴くんの会社か。”」

流石、白鳥グループの社長。

『そこでマネージャー…挑戦してみたいなって…。…お父さん何時も言うでしょ?何事にも進んでいくことは良いことだって。』

「“確かにそうだが…もしお前に何かあったら…お前は大事な私達の後継ぎなんだぞ!?
私も母さんも…!!………心配だよ…。”」

うん。

親バカのうえに、過保護。

重度のね。

『大丈夫だよ。私ももう子供じゃないし。
一人で生きていくことは出来るよ。』

「“それはわかっているが…心配で…”」

また出た“心配”。

どうしよう…。この会話長引きそう。

______30分後

「“わかった。

頑張りなさい!自分が選んだ道だ!”」

『ほ…ほんと～?』

凄い声出しちゃったよ。

お父さんとの会話に…。

“心配で…心配で!”

なんてワードをお父さん出しまくるからその他対応にもう喉はボロボロだ。

「嗚呼!頑張って来なさいA!
でも…無理は禁物だよ。
何かあったら直ぐにでも電話しなさい。」

『うん!』

そう言ってお父さんとの電話は終わった。

流石に私の決めた道を邪魔するのは嫌なのだろう。…私には後継ぎと言う立場があるし…。

でもお父さん38歳だから…
私が結婚するまでもつと思うから…

まぁ…それまでは大丈夫だろう。

ああ…それから、お母さんにも連絡入れとかなきゃ。

『もしもし…?お母さん_______』

このあと…私の喉は本格的に逝った。

そして私は重要なことを忘れていた。

お母さんも重度の親バカだと言うことを…。