白雪姫【アイナナ】 (ページ3)

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何々この人っ!

いきなり何!?て言うか何者!?

「ああ。驚かせてごめんよ。僕は…
こう言う者です。どうぞよろしく。」

『…小鳥遊…プロダクション社長…
小鳥遊…音晴…。……社長!?』

何でそんな人が私に!?

「何でって…顔してるね。
驚かせたのは本当にすまない。…で
白鳥A。…
きみにアイドルになってほしいんだ。」

『あ…いやでも…どうして私が?』

「だってきみ…世界トップダンサーの
SIRATORIだろ?」

何でその事を…!

それにダンサーの時は覆面でしてたのに…!

この人…ヤバい…系なの…?

「どうかな…。
ダンスのキレも一流。
歌も一流のきみに是非とも…
アイドルになってほしいんだか…どうかな?」

『私…そう言われるために…
ダンスしてたんじゃありません。
ダンスは私の拠り所でした。白鳥の人間は私が一人娘だったから大切に育ててくれました。それでも仕事で忙しい親や祖父母は…』

あーダメダメっ!

部外者にそんな事話しちゃっ!
これ家庭内事情だしね…。

「どうしてもかい?」

『折角のお誘いを…申し訳ありません。』

「…なら

マネージャーならどうかな?」

『は…はい?』

　

直球にも程があるよね!?

「実は…
僕が長年計画していた事があってね。

それが…

“男性アイドルグループ”の養成なんだ。」

『はぁ…』

「それでアイドルの素質がある子を見つけて7人集まっていて……オーディションをする予定なんだけど…。とにかく、素質のある子達をきみが支えていってあげてほしい。…僕の娘と共に。」

娘さん居るんだ…。

『でも…娘さん一人でマネージャーは十分じゃないんですか?』

「僕も最初はそう思ってたんだけど…。
新人でまだまだわからない事ばかりだから知識豊富なきみに娘も支えてやってほしい。」

『なるほど…』

確かに…新人さん一人じゃマネージャー業は悪戦苦闘するかもしれないな…。

　
それに…昔から…
色んな何かに進んで挑戦することは良いことだ!ってお父さんが言ってたし…

若干私あんま乗り気じゃないけど…。

___『…わかりました!

やらせて頂きます!マネージャー。』

んー。

…こう言ったら、
もう後戻りは出来ないだろうけど…ちょっとやってみたいと思ったし…大丈夫だと思うけど…。