第15話 ページ17
【ジャン】
不穏な空気のまま体育館に移動して位置に着く。
和哉「どうぞ…」
ジャン「あざっす…」
ドラムのビートが流れ始め対決が始まる。
ジャン「ﾌﾞｰﾂｯｶｯﾄ、ﾌﾞｰﾂｯｶｯﾄ、ﾌﾞｰｯﾌﾞｰｯｶｯ」
俺のターンが終わり和哉の番に。
和哉「ﾊﾟﾗﾊﾟﾗﾊﾟﾗ、ﾋｭﾙﾙﾙﾙﾙﾙ、ﾌﾞｰﾂｯｶｯﾄ」
ん？何だこの聞きなれない音。
ジャン「ﾌﾞｰﾂｯｶｯﾄ、ﾋｭﾙﾙﾙﾙﾙﾙ、ﾋｭﾙ､ﾋｭﾙ」
和哉「ｶｯｺｶｯｺ、ﾌﾞｰﾂｯｶｯﾄ、」
ボイパが終わり
ジャン「ありがとうございました。」
和哉「ありがとうございました…」
《勝者：ジャン》
ジャン「あ、ありがとうございます。」
和哉「良かったですね。」
いまさっきまでタメ口だったのにさっきの事もあって2人共敬語になってしまう。
体育館前では彪馬が待ってくれていた。
彪馬「ジャンくんおめでとう！！和哉は惜しかったねw」
ジャン「あの、和哉さん。さっき聞いたことない音出してましたけど、どんな技なんですか？？」
和哉「あ、あれはなんか勝手に出ました。さっき雨の音聴いたので。」
彪馬に笑われながらも2人で敬語で喋った。
彪馬「なんで二人共敬語なのwwwwこっちが違和感あるから直してww」
ジャン「聴いただけで出せるものなの？？」
和哉「それはこっちも分かんないっす。多分、楽とか壮吾と同じ能力者なのかなって。」
ジャン「能力者？？」
彪馬「確か、壮吾は人の心とか物が透視出来るんだよね。」
和哉「うん。楽は物の声が聞こえるらしい。」
ジャン「そんなすごい能力持ってるんですか！？凄いな……」
和哉「さっきはすいませんでした！！」
ジャン「こちらこそです！！！」
彪馬「wwwwwwwwwwww」
2人と別れて部屋に戻る。
ドアを開けると3人は勉強真っ最中だった。
ジャン「ただいまー。」
毅「お！ジャン！どうだった？？」
ジャン「勝ちました。」
颯「おめでとー！！！」
玲於「じゃあ、1勝1敗？」
ジャン「そういう事になる。」
颯「そういえばジャン。この前雷龍組の壮吾？って子と歩いてなかった？？仲良さそーにして。」
げっ……
まずいことになりそうだな……
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作者名：ルテラ | 作成日時：2019年5月8日 22時
