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第14話 ページ16

【和哉】

俺らボイパ組は体育館へ

……だけど体育館の場所が分からず彪馬に着いてきてもらうことに。


彪馬「なんか俺たち引き分けだった〜」

和哉「引き分けなんかあるんだ。」

彪馬「うん。AIのサクラちゃんが引き分けですって。壮吾もビックリしてたよ。」

和哉「へぇー。壮吾が。」

ジャン「あ、そういえば和哉って壮吾の事好きなんでしょ?」

和哉「え?」


急に背筋が凍って間抜けな声が出てしまった。


彪馬「なんでそれを…」

ジャン「この前聞いちゃってね〜‪wまさか男が男好きだなんて‪w」

和哉「馬鹿にしてんのか。」

彪馬「やめなって」

ジャン「いやいや‪w馬鹿にはしてないですよ‪wただ、珍しいなーって‪wいわゆる…ゲイ?」

和哉「ふざけんなよ!!」

ジャン「おぉっ‪、怖い怖い‪w」

和哉「ゲイって馬鹿にされるのが一番嫌なんだよ!!俺だってなんで普通じゃねぇんだってずっと思って、好きになるの我慢してきたんだよ!!ようやく認めてくれる人も居てやっと自分の気持ちに正直になれたのに!!」


感情に任せて拳を振り上げる。


和哉「おぅらぁ!!」

彪馬「やめろよ!!」

和哉「彪馬…」

ジャン「なんかすいません。」

彪馬「今やり合ったって対決に支障が出るだけだよ!!ストレス発散するなら対決でやって!!
それにジャンくん…もうちょっと和哉の気持ちも考えてあげてください。
和哉も!!これでジャンくんが怪我したらどうするの!!今は仲間だよ!?火龍組の人達に怪しまれたらどうするの!!まぁ、毅くんが庇ってくれると思うけど…」


彪馬に論破された後アナウンスが入った。


《ボイパ対決のジャン海渡さん。松村和哉さん。至急体育館へ》


彪馬「サクラちゃんの声だ〜。あ、2人とも頑張ってね!!応援してる!!」


彪馬に背中を押され俺達は体育館へ入っていった。

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作者名:ルテラ | 作成日時:2019年5月8日 22時

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