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scene4 ページ10
3月19日(土) 12:42 in天鵞絨町某所
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≪天馬side≫
俺はその日バラエティー番組のロケで天鵞絨町のとあるカフェに来ていた。
その店はアンティーク調のものが多く置いてあり、とてもきれいな内装だった。
ロケの休憩中に店内を見ていると、本棚が目に入った。
他にも植物や骨董品があったのにも関わらず、俺の手は自然にその本棚しかも一冊の本に伸びていた。
俺の意識はぼんやりとし、手がその本に引き付けられるようにして自然に伸びていく。
気づいたとき、俺は本を開き、中の文を読み上げていた。
『─────』
その瞬間、本から白い光がこぼれ始め、俺は一瞬にしてその光に包まれてしまった。
飲み込まれる瞬間見えた燃えるように赤い蝶はとても美しく見えた…
「それではロケ再開しまーす」
「引き続き、すめ…間違えた。皇浦(こううら)さんよろしくお願いします。」
「はい、お願いします」
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作者名:ルクリア | 作成日時:2019年5月16日 15時