とあるアフレコ現場2 ページ5
『寺島さんお疲れ様です』
寺島拓篤さん。現場で会うと何かしら声をかけてくださる。
ちょっぴりお兄ちゃんみたいに思っているのは私だけの秘密である。
鈴村「寺しーお疲れ様。」
寺島「何の話してたんです?また鈴さんが虐めてたんですか?」
鈴村「ちゃうわ!久しぶりやなって話しとっただけよ」
『そうですよ。鈴村さんは何時も優しいです』
鈴村「てか、寺しーも昔の呼び方で呼ばれたいって思わん?」
寺島「あー、まあ昔の方が距離は近かったなとは思いますね」
鈴村「やろ!?」
『え。』
そうかな?呼び方でそこまで距離感は変わるかな?
寺島「てか、何で呼び方変えたの?」
『えっと流石に昔みたいな呼び方は高校生にもなるので、失礼かなと…』
鈴村「そんなん気にせんでええのに!前みたいに呼んでやそれに嫁の事は名前で呼んどるやん!」
『女性陣の方からは一度呼んでみたんですけど、殆どの方々から、半泣きか、難しい顔をされて必死に説得されました』
鈴村「ズルいやろ!?」
寺島「そういう理由なら僕も前みたいにたっ君て呼ばれたい。何か理由があるのかなとはずっと思ってたけど」
嘘でしょ味方では!?
『えぇ〜、寺島さんまで言うんですか?』
?「なら、俺もまー君って呼ばれたい!」
この声は…
『お疲れ様です。
ですがそんな呼び方で呼んだ覚えはありませんよ宮野さん』
鈴村「マモお疲れ。相変わらずの猫可愛がりとウザ絡みやなぁw」
寺島「一瞬Aの顔がスンッとなってたw」
宮野「だって子役の時から事務所の後輩で見てた子ですからね!あんなに可愛い姿を知ってると可愛がりたくもなりますって!」
宮野真守さん。
前までの事務所の先輩である。
色々お世話にはなったがその絡み方はどうにかなりませんか?
『此方としては同じ事務所である木村良平さんを見習って欲しいです。』
寺島「めっちゃ嫌がってるw」
鈴村「良平はなぁ、可愛がってはおったけど距離感掴むの上手かったからなぁw」
宮野「良平君が距離掴むの上手いなら俺は逆を行こうと思って☆」
『何故!?』
宮野「反応が面白かったって言うのが少しある。」
寺島 鈴村「www」
宮野『まあ、うん、ね!!』
『誤魔化されませんよ。』
寺島「まあまあその位にしといて。ほら、たっ君って呼んでよ」
鈴村「俺は健一君な」
宮野「ほら、マモちゃって呼びなよ」
『まだ諦めて無かったんですか!?』
寺島 鈴村 宮野 「Aが諦めるまで辞めませーん!」
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作者名:Luki | 作成日時:2023年7月11日 18時