第零席の少女 (ページ7)

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6話ページ7

Asaid

今日のプレオープンは終了した

なんか四宮以外みんなすごくグッダリしていた

私はつい悪い癖がでてしまった

でも、楽しかった♪

幸平なんか初めに見た元気が嘘のように今は静かだ

四宮にきつい言葉を叩きつけられていたし…

四宮「Aお前泊まるところはあるのか？」

『問題ないしっかりホテルは取ってあるから』

私たちは団体で帰った

次の日……

今日もSHNO'Sに行こうと思ったけどある客人に料理を振る舞わないと行けないので四宮に行けないと連絡をして高級ホテルで料理を作っている

このホテルは最高級の美食を食べ続けている人達で溢れている

『完成ですどうぞ私の音楽を楽しんでください』

「う、上手いこんな物がこの世界にあっていいのか!?」

「音楽が見える」

「さすが『Music Jewelry Witcher』音楽の女神じゃ」

『ありがとうございます』

とても客人は喜んでいた

他にも色々な品を出し本日はこれで終わった

「霧島君、実に見事な皿だった次は一体どんな皿を出してくれるのだい？」

あぁまたこれだ

「もっと上の音楽を見せてくれるんでしょ!」

「次の美味を期待しているよ」

期待に応えないと

「楽しみにしてますわ」

みんなにがっかりさせないように……

この言葉を聞く度にありもしない過酷でゴールなんてない道が私の前に現れる

何に進んでいるのかも分からなくただただ自分の体が壊れていく

幻覚なのは分かっている

けど私にはその幻覚が現実に見える

『えぇ皆さんの期待に恥じぬよう精一杯頑張らせていただきますでは失礼します』

私はホテルを出ていった

『これをあと3日もしないといけないなんて……』

体が重い

こんな生活したくてトップを取ったわけじゃないのに……