第零席の少女 (ページ28)

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27話ページ28

Asaid

丸井「か、神の手!! 噂は本当の話だったんだ感動的だ!」

メガネの男の子がすごい喜んで私を見ている

若干泣いているように見える

幸平「神の手ってなんだ？」

丸井「代々霧島家は薙切家を裏で支え続けている一家で薙切家の神の舌と同等に手で触れるだけで食材の状態が把握でき、誰も想像ができない品を作り続けることが出来るそれが神の手神の手の持ち主の料理は全てがスペシャルテと言われているんだ」

幸平「へぇー」

確かそんなんだったわね

私すら忘れかけていたわ

物知りなのね、メガネ君

『だから薙切家とは親戚えりなとアリスとは昔からの仲なのよ』

田所「そうだったんですねでもなんでこんなところに？」

『あぁえりなが何処にいるか考えてたら偶然通りかかった極星寮があってまさかと思って冗談半分で来てみたら本当にいたってわけ』

びっくりしたわ

『でも、無事でよかったわ』

えりなに近づいて頭を撫でた

えりな「///…」

えりなの反応を見ると少し頬を赤らめていて可愛かった

満足したのでえりなの頭から手を離して後ろを向いてみんなに向き直った

『……で何をしていたの？何かの授業を受けているみたいだけど』

田所「あぁ今進級試験に向けて薙切さんから北海道講座を受けているんです」

『へぇー北海道かそんなこともしたわね進級試験』

幸平「A先輩も進級試験は北海道だったんですか？」

『えぇまぁ進級試験は毎年北海道って決まってるし』

幸平「そうなんっすね〜じゃあついでなんでA先輩もこっちに来て俺らに教えてくださいよ」

吉野「それいいね!! 第零席の力をかりれば鬼に金棒よ！」

伊武「悪くないな」

みんな私が講義すると喜んでいる

『悪いけど、私今からやらないといけないことがあるからこれで失礼するわえりなの顔も見れたしね』

吉野「え〜」

『まぁ見た感じあなた達なら進級試験を生き残れそうな気がするわ私の感はよく当たるのよじゃあアリスにもよろしくね』

寮の寮長さんに一礼してから寮をでた

そしてすぐにある人に電話をかけた

『あ、もしもし＿＿＿＿さんお久しぶりです実はお願いがありまして……』