Flower ページ5
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総二郎「随分後輩思いだね」
A「馬鹿馬鹿しい色恋沙汰やけどな」
総二郎「そうかな?
でも、俺には経験談に聞こえたよ?違う?」
A「自由に受け取ってかまいまへん
金にしか目のない男たちに構っとったら
うちも拉致があきまへんからなぁ」
総二郎「だったら、」
トンッ
総二郎「俺にしとく?」
A「かんにんな?
たらしは嫌いやねん、うち」
総二郎「Aちゃんのためなら
たらしは辞めるけどな〜」
A「ほんまか?」
総二郎「あぁ、辞めるよ。約束する
なんなら契約書でも作ってもいいよ?」
A「ふふふっ」笑
総二郎「ん?」
A「おもろいこと言いはるなぁ?
あんさんは束縛されるんわ昔から嫌いやろ?
それなのに、何故うちの為にそこまでするんか
うちにとっては謎やわ」笑
総二郎「そんなの、
昔っから好きしかないでしょ?
君が1年で入学してきた時、他の子達よりも
本当に綺麗なのは皆知ってる」
A「んじゃ、花沢はんに相談やわ」
総二郎「何でそこで類が出てくるのさ」笑
A「昔っから一緒やさかいなぁ
今でも相談乗ってくれはるんえ?」
総二郎「そ、なら考えておいてね」
A「もしそれが本当なら」
総二郎「………」
A「うちからの返答が来るまででも
他の女に現を抜かせへんよな?」
総二郎「………そうだね」
A「ま、精々頑張りなはれ?
ほな、うちはここで」
総二郎「………」
A「おおきに、」
聡明「いえ。貸切にしてよかったのですか?」
A「ええんや、それに
聡明「そうですね、」
A「聡明」
聡明「はい、なんでしょうか」
A「明日、珀憐に手合わせお願いします」
聡明「分かりました」
良 聡明 ヤヤ ソウメイ
西ノ宮Aの専属執事
代々西ノ宮の祖先に仕えていた
武道一家
西ノ宮 珀憐 ニシノミヤ ハクレン
西ノ宮 Aの弟
姉であるAを慕っている
父母に厳しく優しく育てられており
兄達に憧れを抱いている
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作者名:LuV | 作成日時:2018年6月26日 20時