から紅 (ページ17)

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Flower ページ17

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愛莉「見に来てくれてたんだね」笑

晴「あんな女！

見にこられても迷惑なんだよ！」

杉丸「でも、一理ある」

晴「はぁ？どこがだよ」

杉丸「珀憐はいつもそうだ

挑まれた試合も挑んだ試合も

全て本気で勝ちを狙う

反則は1度もせず、ルールに沿って

1度聞いたことがある

どうしてそこまでして強くなれるか

十分強いのに何故いつも本気なのか

珀憐曰く

"本気にならなければそれは試合ではない"

西ノ宮家には代々言い伝えられてるのは

"何事にも本気でなければ

守るものもなくすものもない"

それが西ノ宮家代々伝わる男してのあり方

だから晴

晴は西ノ宮家では無いが

本気で挑んで本気で勝て」

晴「わーってるよ！そんくらい！」

愛莉「んふふ笑西ノ宮家ってかっこいいな～

ますます珀憐君に惚れちゃう！！」

一茶「いやいや、珀憐だけじゃないでしょ

西ノ宮家の男に代々伝えられてるのなら

A先輩のお兄様達にも

教えこまれてるでしょ」

愛莉「そーだけど

でも愛莉見たことないもん

西ノ宮先輩のお兄様たち」

「「意外だな」」

愛莉「え、そんなにカッコイイの？」

一茶「まぁ、そりゃ」

杉丸「でも無理だ。お二人共彼女がいる」

愛莉「そうなんだ～って言うか

何で杉丸はそこまで知ってるの？」

一茶「確かに。僕でも知らないのに」

海人「俺のデータにもない情報なのだが」

愛莉「いや普通

そこまで知らなくていいでしょ」

杉丸「強いって言えばツテだ

ほぼ珀憐経由で繋がっている」

愛莉「へぇ～

私も西ノ宮先輩に

紹介してもらえないかな～

珀憐くん」

杉丸「先輩曰く

"自分の恋は自分で掴め"」

一茶「いや、そんな詩人な人じゃないから」

愛莉「まぁいいそうなフレーズだけどね…」

晴「あーもう！あの女の話はいいんだよ！

て言うか全員もう帰れ！」

海人「押すな！痛いだろ」

愛莉「あーもう分かったから」

杉丸「……」