Flower ページ12
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一茶「知り合いだったんですね、お祖母様」
A「私は聞いただけ
そして、それを覚えはっとただけ」
まさかまさかのA先輩のお祖母様と
まさかまさかの江戸川音のお父様と
知り合いだったとは
とんだ誤算だったな〜
珀憐「姉さん」
A「あら珀憐。
学校で会うんは初めてやな」
珀憐「まぁね。それより言ってくれた?」
A「えぇ、言ったわよ
それにしても、珀憐も手伝ったらいいんに
そしたら、珀憐も練習になりはるんちゃいます?」
珀憐「いやや」
A先輩の弟
西ノ宮珀憐
へぇー、初めて見たかも
あの杉丸が負ける相手
流石西ノ宮家だ
華奢なくせしてそれなりに筋肉がついてる
其れぐらいはわかる
そして、
「西ノ宮姉弟が揃ったわぁ!?」
「姉弟揃って美男美女!あぁ〜素敵ですわ…」
「珀憐様、今日もかっこいいお姿」
珀憐「姉さん、ついでにあれも止めて」
A「それなら、この、
C5とやに入ってなはる目の前にいはる
この子に言いはったらよろしよすえ?」
珀憐「C5?あぁー、あのしょうもない
あの "庶民狩り" とか言い張るつまらない事に
時間かけてるお暇貴族気取りのグループか」
一茶「言うねぇ、君」
珀憐「だって実際そーだろ?
て言うか庶民狩りって人種差別の一種じゃん
それって人間としてどーかしてるけど」
一茶「……」
珀憐「そんな事も知らないで
そーやってやってはる先輩達って
本当に貴族気取りのお坊ちゃんお嬢ちゃんですな
て言うかこんな事
後輩に言わせてもいいんですか?せ ん ぱ い」
確かに美形なのは認めるよ
だってA先輩の弟様だから
だけど
その口調も
性格も
一茶「君、A先輩と全然似てないね」
珀憐「俺女じゃないし、抑々寄せてもないので
貴方に俺に姉さまを重ねられても
ましてや、求められても困りますわ」
口だけ達者
そしてA先輩
何知らないフリしてランチ食べてるの
助けてよ
珀憐「姉さまに助け求めても無駄ですよ
て言うかその "A先輩" の弟なのに
助け求めてること自体おかしな話
それでもって女に助けを求めるとか
あんたほんまに男か?」
一茶「言ってくれるねぇ、本当に」
珀憐「あなたは言われっぱなしですけどね」
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作者名:LuV | 作成日時:2018年6月26日 20時