検索窓
今日:10 hit、昨日:4 hit、合計:18,182 hit

12 ページ12

そうして無事、付き合えることになった私たちだけど。


「俺より先に阿部ちゃんがAから好きって言ってもらったの納得いかない〜!!」


って、何故かまた拗ねてる。


そんな大ちゃんの様子を見て、阿部ちゃん笑ってるし。


「あ、じゃあ俺はここだから」


そういえば、ここ阿部ちゃんとの分かれ道だった。


『阿部ちゃん、いろいろありがとうね!』


私が改めてお礼を言うと、


「どういたしまして。…ふふ、やっぱり幼なじみはエモいなあ…」


っていつもの言葉を残して帰っていった。


忘れ物を取りに帰るために家に向かう大ちゃんと、そのまま2人で家に帰る。


『私てっきり、バイト先の女の子が好きなんだと思ってた』


帰り道、私がそう告げると、


「へ?なんのこと?」


と大ちゃん。


『料理が出来て気が利く、花言葉に詳しい女の子…』


私が少し拗ねてそう告げると、


「あははっ」


何故か笑い出して。


「気にしてたの?」


ってからかってくるから、ちょっと拗ねる。


そんな私の様子を見て楽しそうにクスクス笑って、


「あのね、その人男だよ?」


って告げられる。


『……え?』


「まあ確かに、その情報だけ聞くと女の子っぽいもんね〜」


今度会わせてあげる、あ、なんなら今から一緒に来る?と楽しそうにそう言われて。


『なんだ………』


大ちゃんが勘違いしたように、私も勘違いしてたみたい。

13→←11



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (64 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
156人がお気に入り
設定タグ:SnowMan , 佐久間大介 , snowman
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:Noa | 作成日時:2020年8月15日 7時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。