：８ ページ10
緑谷side
それからすぐ、轟くんの左半身が燃え上がる。
そのまま腕をA姉に向ければ、炎がボウッと空間を走った。
「炎に、触れるなんて概念、あるんですかッッ！！」
『いいところに目をつけたね、でも残念。それから、やっぱり左の個性はまだ使い方が大雑把だね』
A姉は目の前に手をかざしてから、“空気をずらし”た。
なるほど、空気をずらせば、そこに溶け込んだ炎も必然的にA姉を避けることになる。
『それじゃあそろそろ、終わらせようかな』
『“私をずらす”・・・それから、“意識をずらす”』
A姉が轟くんの直ぐ側に移動して、そう唱える。
すると、轟くんはフッと目を閉じて倒れそうになる。
それをA姉が両腕で支えた。
『・・・一応こんな感じかな。でも、まだまだ伸び代はあると思う。個性だってまだまだ伸びるし、皆自身がもっと強くなるはずだよ』
A姉が轟くんを支えたまま僕らに言った。
『・・・そろそろかな』
「、ん」
轟くんの目が覚めたようだ。
目が覚めたらA姉の顔が間近にあったからか、「う、お」なんて驚いていた。
驚いてもクールだな、君。
・・・・・・かっちゃんの殺気は半端ないけども。
それから僕らは、A姉の指導のもと対人の戦闘訓練をした。
ちょっとだけ、A姉と戦えた轟くんが羨ましい、かもしれない。
・
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 398人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
L_popom(プロフ) - W，R 芽生さん» ありがとうございます！可愛いかっちゃんをこれからもお届けできるように頑張りますね！ (2018年7月8日 14時) (
レス) id: 57e2e0f17f (このIDを非表示/違反報告)
W,R 芽生(プロフ) - めっちゃかっちゃんが可愛い///更新頑張ってください (2018年7月8日 7時) (レス) id: 62dd674ff6 (このIDを非表示/違反報告)
L_popom(プロフ) - tanishiさん» ありがとうございます！これからも読んでいただけるように、更新頑張ります！ (2018年7月3日 21時) (レス) id: 57e2e0f17f (このIDを非表示/違反報告)
L_popom(プロフ) - 埴輪型竹輪さん» 勝己「てっめぇぇぇええ！！！！ぶっ○す！！！！！！！！」 (2018年7月3日 21時) (レス) id: 57e2e0f17f (このIDを非表示/違反報告)
L_popom(プロフ) - ユルルルークさん» ありがとうございます！嫌味がない可愛さを持ってるけど、個性的すぎない夢主像を目指しました。毎日更新頑張りますね！ (2018年7月3日 21時) (レス) id: 57e2e0f17f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：L_popom | 作成日時：2018年7月1日 19時
