東海放送局〜氷のお姫様〜

6色の希望の光。 ページ25

Aside

おっと...暗い話になった。

さぁ、どうでる？影狼。

影狼「その事は...ｯ悪かったよ。」

A「...悪かった？そう言えば戻るとでも思ったの？さんざん苦しめてきた奴を二つ返事で信用するわけ無いでしょう…？」

影狼「っ.....」

バツの悪そうな顔をした影狼。
怒りと憎しみに溢れた私。

A「私は...帰らない。私を認めて、受け入れてくれた人がいる。裏切るわけにはいかないの。」

影狼「クソがっ！！」

影狼が殴りかかろうとした矢先、

???「おい、そこのお前。」

???「よくも俺達のマネージャーを奪ったね？勇気だけは認めてやるよ。」

???「早くAから離れてくれないかな？」

???「待っててもこないから、迎えに来ちゃった｡」

???「俺達にはAが必要なんだ。」

???「僕がチビだからって馬鹿にしないでよ？」

6人の影。

A「みんな...！？なんで？」

てつや「Aがいなきゃ、俺達、なんにも出来ねぇんだ。」

としみつ「ったく。馬鹿。無茶しやがって。」

ゆめまる「迎えに来たよ。Aちゃん。」

6人のヒーロー。6色の希望の光。

私も...この6人がいなきゃ、ダメだね。

影狼「...誰だ？邪魔するやつは。」


りょう「殴り合いはしたくないんだけどさ、 そっちがしたいなら、相手になるよ？」

影狼「...クソ！！」

それは一瞬のことだった。
りょうが構えた瞬間、
影狼が殴ろうとした。

しかしりょうの足が影狼の脇腹を捉えた。

強い。

私は影狼に殴られて、
反抗も出来なかったのに。

りょうは...ものの一瞬で
影狼を倒してしまったのだ。

皆が駆け寄ってきて、

虫眼鏡「怪我ない！？大丈夫！！？」

てつや「早く帰ろ。ね？」

と優しい言葉をかけてくれた。




我慢していたものが、溢れた。

久々の感情。→←過去の闇。2

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