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｢なあ、しげ…？｣
俺がメンバーにうざ絡みを初めて三十分ちょっとした頃だった、神ちゃんが袖をくいってしてきた。
｢どしたん？｣
｢しげは俺んこと嫌いなん？｣
うるっうるな涙目、上目遣い、それに加えて首をこてんっとかしげて聞いてくる。
無意識なんだろうけどあざとい、可愛すぎる
｢嫌いちゃう、好きやで｣
｢だって今日、他のみんなにはからんだりするんに俺にだけは来てくれんかったやん…｣
お？これは嫉妬してくれてるんちゃう？
｢たまたまやんけ、今日は他の人に絡みたい気分やってん｣
｢…そ、なんや｣
その途端、神ちゃんの真っ赤でくりっくりな目に溜まっていた涙が粒になって目から溢れ出てきた
｢あ、かみちゃ、泣かんといてや…そんなつもりやなかってん｣
｢ええもん、しげなんてしらんもん…｣
ふいっ、て俺がいる方の反対方向に体ごと向けてしまった。
泣かせるつもりなんてなかった、ただただ少しだけすこーしだけでいいから神ちゃんに嫉妬というのを味わって欲しかっただけやったのに。
｢神ちゃんごめんな…嫉妬させたかっただけやねん｣
｢しっと？？｣
｢せやねん、神ちゃんに泣くくらい辛い重いさせたかったわけやないねん｣
｢…ばか。嫉妬なんて毎日しとったわ｣
｢え？｣
訳が分からない。
俺が誰と絡んだって、淳太にウザ絡みをしてたって、しげと淳太くんはほんまに仲ええなーなんて天使のような笑みで見てた神ちゃんが？嫉妬？？
｢口とか顔には出してへんかったけどずっと、嫉妬しててん｣
｢淳太くんに絡んでる時も、しげは俺より淳太くんと入る方が楽しいんかな？とか考えてもうて…｣
｢そ、そんなん思わん！神ちゃんといるのが一番楽しいし一番好きやもん！！！｣
｢ん、ならよかったわー｣
｢愛してる、一生離さへんし離せへんからな｣
｢おれも、｣
ふふ、って照れくさそうに笑う君は世界で一番可愛い笑顔だった。
これからも俺の隣でその笑顔見せ続けてな？
後で聞いた話によると、神ちゃんが異様に他のメンバーに甘えたりしてたのは俺を嫉妬させたかったらしい。
お互いに嫉妬してたんやな、反省せなあかんな…
まあ、俺は神ちゃんが一番やもん！
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大滝 .(プロフ) - もんちさん» コメントありがとうございます！！のろのろ更新ですがこれからも何卒よろしくお願いします！ (2018年2月8日 16時) (
レス) id: 01566e5361 (このIDを非表示/違反報告)
もんち(プロフ) - 神ちゃん愛され最高です更新楽しみにしてます (2018年2月6日 21時) (レス) id: 45b83aab54 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：大滝 . | 作成日時：2018年1月6日 21時
