だいすき。 (ページ11)

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Aside

「油虫、終了のお知らせぇー！！！」

「「「いえーい！油虫！油虫！」」」

廊下まで響く笑い声。

足元に転がってきた鞄を拾おうとすると後ろから南の声が聞こえる

南「それ！油虫のだから、拾う必要ないよ？」

『あ、うん…』

そう言うとﾊﾞｯと鞄を拾って走り去っていく油森くん。

つばめと目が合った気がするけど、気のせいだと無視する。

南「A、大丈夫…？」

『大丈夫…ねえ！付き合って！』

南「はぁ！？」

そう言って連れてきたのはパパが持っているビルに入っているケーキ食べ放題の店。

南「甘いもの、好きなのね。」

『以外？みんなにはぽいって言われるんだけどなぁー』

南「んーん。そんなに沢山食べれるんだなぁと思って…夏樹じゃなくて、よかったの？」

『私だって夏樹と四六時中一緒にいるわけじゃないし笑』

南「そうよね笑」

そう言って紅茶をすする南は女王様感なんかまるでゼロで。

どちらかと言うとお淑やかなお姫様？みたいな

ﾌﾞｰﾌﾞｰ

南「Aのじゃない？」

『あーそうかも。』

『もしもし？』

愛莉「いますぐ！うちにきて！ﾌﾞﾁｯ」

『はー？ばかじゃないの？』

南「どうしたの？」

『英徳の友達がいますぐ家に来いって』

南「私はいいわよ」

『えー…でもぉ…』

南「ほら！」

『わかった…』

愛莉「もぉ！遅い！」

『ごめんごめん、ケーキ食べてたから』

愛莉「は！？なんで愛莉誘わないの！愛莉もたべたかったぁー！」

『そう言うと思って買ってきたから』

愛莉「さっすがー！わかってる！」

そう言いながら腕に巻きついてくる愛莉が1番好きだったりする