bubble Xmas ＊Daiki.S＆Tomohiro.K (ページ5)

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のんちゃんと別れて、ネオン街を歩く。
俺の今日の服おかしくないかな。芋っぽくないかな。
彼女みたいに東京の人やないし
兵庫って言っても一括りに都会！でもないし…

俺は、ちょっと怪しい地下鉄に入る。

少し歩き続けると、後ろから声が聞こえた。

『智洋！』

愛しい人の声がした。
そんなに大きな声出したらバレるやん。
この辺に知り合いおるかもしれへんで？

不満、不安いっぱいあるけど
白いコートを着た君が朗らかに笑いながら手招きをしているのを見ると、
何もかも許せてしまう気がする。

神山『今日は遅れずに来たんやな』

『そうそー。なんか、今日はしつもんする生徒いなかったし。』

神山『ふーん。…あ、そう言えば。Aの授業とってる生徒でさ、小瀧…っておる？あの、小さいにピエール瀧の瀧。』

『あー、いたかも。』

神山『うそやん。絶対知らんやろ』

『んまぁ、じつは』

この人は本当に人の名前を覚えへん。
覚えへんと言うよりは……覚えられへん…の方が正しいかもしれへん

『あー、わかるかも！…あのでかい子？』

神山『そうそう！よく覚えてたやん！』

そう言って頭をゴシゴシと撫でる

これ、俺の彼女。
重岡A。

大学で近代美術の研究をしてて、25という若さで教授をしてる

超超超超エリート

ちなみに

“既婚者“